【Revit】ロードファミリを編集したときの挙動
ロードファミリを編集すると、保存するかしないか聞かれる。なんのことかわからない人、挙動を確認したい人は、一読ください。
ロードファミリ編集時の挙動
①ファミリをロードする。(ex. C:¥Temp¥xxx,rfa)
②ロードされたファミリを編集
③ファミリを編集する。
A:保存してロード
B:保存せずにロード
④ファミリが更新される。
:Aの場合:
ロード元のファミリも上書きされ更新されます。ただしロード元にファイルがない場合や、アクセス権がない場合は、プロジェクト上のファミリだけに更新されます。
:Bの場合:
プロジェクト上のファミリだけが更新されます。
推奨する運用時の注意点
ロード元へのアクセス権を不特定多数が持っている場合、不用意にファミリが編集される可能性があるため、注意が必要となる。特にプロジェクト固有のファミリについては、管理があいまいになるため運用ルールを決めることが望ましい。
① ファミリファイル(RFA)単体で管理する。
② プロジェクトにロードされたファミリ(RFA)を最新に保つ
③ プロジェクト完了後に作成RFAデータを収集して、管理するケース
3つが考えられる。
注意事項は下記の通り、いろいろあって整理できない。(笑)
ロードした後、編集時に上書きされる場合があるため、RFAデータを保存するフォルダへのアクセス権限に注意すること。読み込み専用が望ましい
特にテンプレートファイルへロードする際は、マスター管理用ファミリとは別の場所からロードすることが望ましい。
ファミリを編集するプロジェクトファイルを固定すること
保存場所を決め、そこにRFAを保存してからRVTにロードする運用とする。BIM360はユーザーIDが入るため、編集しても上書きされない。
プロジェクト固有のファミリは、指定した保存場所では「読み込み専用」として保存し、不用意に上書きされないようにすること。
固有ファミリとわかるように、ファミリ名の接頭辞に固有名称をつける。(ex. gsan_***.rfa、PJ_***.rfaなど)
ファミリ保存時は、「ロードファミリ保存時の注意事項」を参照
まとめ
なんだかんだで表や文字が一番わかりやすい。(笑)
最低限の注意事項
社内ファミリを公開フォルダに保存する際は、アクセス権管理に注意すること。必要以上に保存権限を与えないこと。念のため「読み込み専用」として保存すること。
ロードファミリ保存時の注意事項
あまり知られていないが、ロードファミリの保存時は、保存元のパラメータグループ、共有パラメータ名で保存される。
仮にファミリとプロジェクトに異なる共有パラメータ名の同一のGUIDを持つ共有パラメータが存在した場合、保存元(=プロジェクト)の共有パラメータ名で保存される。プロジェクトで ”見たままのパラメータ名” で保存される。この手法は、共有パラメータ名を一括で書き換えたい場合にも有効。
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