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【Revit】マテリアルの挙動2(ダクトシステム)
前回、マテリアルの挙動を解説しました。
オブジェクトスタイルに関して、補足があるため別記事を作成します。
今回の目的
マテリアルやフィルタにより、ダクトを塗る行為への影響を確認する
①ダクトシステムのマテリアル
②オブジェクトスタイルのマテリアル(ダクト)
③フィルタ
元ネタは、下記の投稿。こちらのまとめ
足しておこう。一応。
— 設備BIM頑張るじーさん (@mepbim_gsan) May 22, 2024
①ワイヤーフレーム、陰線処理
→フィルターしか塗れない
②シェーディング、べた
→オブジェクトスタイル塗りつぶしがなぜか勝つ
→ただ…オブジェクトスタイルに設定することは稀
③テクスチャ、リアリスティック
→フィルターの塗りは効かない…線分は効く pic.twitter.com/UxQwF5EHyB
検証内容
どこの設定が有効かを確認するため、マテリアル内の細かい設定は共通とし、設定箇所事に色を変えた。
各種設定
それぞれで塗り潰しの「あり」「なし」を設定してみた。
ダクトシステムは、前回まとめをご確認ください。
・ダクトシステム
・オブジェクトスタイル
・フィルタ
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検証結果(オブジェクトスタイル)
・オブジェクトスタイルのサーフェスに塗り潰しが設定されていると、
ワイヤーフレーム、陰線処理、シェーディング、ベタ塗りに影響を与える。
・オブジェクトスタイルのサーフェスに塗り潰しが設定されていないと、
シェーディング、ベタ塗りの「カテゴリ別」のみに影響を与える。
・テクスチャ、リアリスティックは、それぞれ「カテゴリ別」のみに影響を与える。それぞれマテリアルのシェーディングと外観の色が割り当たる。
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検証結果(フィルタ)
・フィルタは、テクスチャ、リアリスティックには反映されない。
・オブジェクトスタイルまたはフィルタのいずれかで塗り潰し「あり」とした場合、フィルタの色が適用される。
・オブジェクトスタイルまたはフィルタのいずれかで塗り潰し「なし」とした場合は、フィルタの色はどこにも適用されない。
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まとめ
相変わらず複雑でわかりにくいですね。
「塗り潰し」がどこで与えられるか。という点に着目するとよい。
またダクトシステムの塗り潰しは、オブジェクトスタイルやフィルタの塗り潰しとは異なるということも覚えておくと良さそうです。大事なのはダクトシステムで塗りありでも、フィルタからは違うということ。
こちらの分岐で色分けが確認できます。Revitのコマンドで使用している項目と同じAPIを公開してくれるとわかりやすいんだけどなぁ…
フィルタのパターン塗り潰し=DIVIDED_SURFACE_DISPLAY_PATTERN_FILL
とか…(よくわかってないで適当です👆)
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