見出し画像

【Revit】集計キー

過去に集計キーに関する投稿を色々としているので、まとめ


■便利な使い方

冷媒管リスト

これはヒット賞
サイズ入力は固定化できるし、わかりやすい。集計キーのサイズもただの見出しなので「9.5/19.1/22.2」ではなく「液9.5/ガ19.1/高22.2」なんてしても問題ない。「Bef」とどの図面でも同じ表記になるRevit表現は、施工側からの反応が良い。図面によって表記とサイズが違うのは嫌らしい。

プルダウンリスト

RUGテンプレートでは、ダクトに関する特記事項をインスタンスパラメータとして持たせることができる。集計キーは、プルダウンで選択肢をつくることができるため、このような使われ方をよくする。
Revit でパラメータのドロップダウン リストを作成する方法|AKL

フィルター用文字

応用技術のBooT.oneStandard2.0より…
防火区画における集計キーの使い方が、プルダウンリストとして使うついでに、「コメント」にフィルター用の文字を入れるというもの。不用意にパラメータを増やさず、うまく活用した例だと思う。

文字に計算式用の数字を割り当てる

IF文などは数字しか対象にできないため、計算式用の数字と文字を組み合わせるために使う例。
vol90.集計キー(toBIM)

特記仕様、室仕上げ、室仕様

配管種別や室仕上げの一覧を集計表で作成する。諸元リストとして作成して、各配管やダクト、部屋やスペースに紐づけて部屋ごとのキータイプを作成することが可能。ヘルプでも紹介されている。

表作成に利用①

集計キーで対象のパラメータに「○」が付くようにすることで、星取表形式の機器表を作成することができる。機器表の修正スキルが上がるため、見た目重視ではなく…普通に使うことをおススメする。

表作成に利用②

集計キーを組み合わせることで、クロス集計も可能になる。

■操作テクニック・仕様

集計キーの移動、コピー

移動やコピーできます!

集計キーを空にしたときの挙動

Revit2023以降は、集計キーを外すと「値が残る」Revit2022以前は、集計キーを外すと「値が消える」仕様だった。
ヘルプ|キーの削除時に値を保持する。(Revit2023新機能)
vol90.集計キー(toBIM)

≫2025-0122追記
ただし、「スペース」では、「値が消える」が既定です。これは困った仕様
部屋集計表で部屋スタイル(キー)を(なし)に変更しても、パラメータ値はRevitに残ります(Autodesk Support / 2024-0509)


集計キーに共有パラメータが設定可

Revit2022から集計キーに共有パラメータを設定できるようになった。タグがつけられるなど利用範囲が一段と拡大した。
集計キーの共有パラメータ (2022 の新機能)

集計キーは「識別情報」グループ

集計キーのパラメータグループは、必ず「識別情報」です。好きなパラメータグループには配置できません。通常のパラメータと識別するために、接頭辞を付けることを推奨します。
個人的には、「※~~~」が分かりやすい。「#~~~」とか。

集計キーはインスタンスのみ

なんですよ。タイプとインスタンスの中間的な、複数のインスタンスで同じ値を持たせたい。みたいなイメージで使うのでしょうね。

集計キーは単一カテゴリごと

マルチカテゴリで集計キーは作成できません。
複数カテゴリで表示させるパラメータに使いたい場合は注意が必要です。
例えば…「配管」「配管ルート」「配管継手」全部のカテゴリで使うためには3つの集計キーリストが必要になります。

集計キーの一括作成

DiRoots.oneを使えば、集計キーを一括で読み込むことも可能。ただし、事前に必要なデータ行を作成しておくことが必要である。

■その他

気になる不具合について

Revitで衛生器具カテゴリファミリに割り当てた共有パラメータに集計キーの値が反映されない 2024年9月6日
部屋集計表で部屋スタイル(キー)を(なし)に変更しても、パラメータ値はRevitに残ります 2024年5月9日
 → 部屋には残るが、スペースには残らない。。。

ファミリ間でパラメータを共有する

なるほど集計キーってそういう言い方になるんだな。と気付いた投稿

リンク BLOG

Revit2022 の新機能2

リンク Youtube

まとめ

集計キーだけでまとめると、たくさん情報がある。
改めてタイプではないけれど、一部のパラメータの組み合わせをパターンで整理したい。というニーズに対して、利用するのが集計キーである。しかし色々と使い方はできるので、良い方法があれば、共有お願いします。


いいなと思ったら応援しよう!

設備BIM頑張るじーさん
サポート頂けると、活動の励みになります!