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【Revit】集計キー
過去に集計キーに関する投稿を色々としているので、まとめ
■便利な使い方
冷媒管リスト
これはヒット賞
サイズ入力は固定化できるし、わかりやすい。集計キーのサイズもただの見出しなので「9.5/19.1/22.2」ではなく「液9.5/ガ19.1/高22.2」なんてしても問題ない。「Bef」とどの図面でも同じ表記になるRevit表現は、施工側からの反応が良い。図面によって表記とサイズが違うのは嫌らしい。
作図ルール思いついた。
— 設備BIM頑張るじーさん (@mepbim_gsan) August 20, 2023
冷媒管リストは、シートフィルタで解決!!
そもそもの入力手間は…どうにかしようと思ったが集計キーを使えばいいだけじゃないか。。。あとタグと設備カラースキームを作っておけば楽になるな。。 pic.twitter.com/e6LQTPprJ9
プルダウンリスト
RUGテンプレートでは、ダクトに関する特記事項をインスタンスパラメータとして持たせることができる。集計キーは、プルダウンで選択肢をつくることができるため、このような使われ方をよくする。
Revit でパラメータのドロップダウン リストを作成する方法|AKL
プロパティ選択肢の作り方および注意事項
— 設備BIM頑張るじーさん (@mepbim_gsan) May 1, 2024
・集計キーで作る
・パラメータは、グローバルパラメータ
・フィルタで設定できるのは、グローバルパラメータでフィルタ作成不可➡設備カラースキームで色分けは可能
・集計キーに設定するパラメータを共有パラメータにすれば可能
・文字と識別情報が重複… pic.twitter.com/xzHAVzsf9L
フィルター用文字
応用技術のBooT.oneStandard2.0より…
防火区画における集計キーの使い方が、プルダウンリストとして使うついでに、「コメント」にフィルター用の文字を入れるというもの。不用意にパラメータを増やさず、うまく活用した例だと思う。
防火区画における集計キーの使い方
— 設備BIM頑張るじーさん (@mepbim_gsan) July 31, 2024
集計キーでプルダウンの選択肢を作っているが、コメントに記載している。その意図は、フィルタ用
集計キー:面積区画
コメント:防火区画 面積区画
とすることで、防火区画の色分けと面積区画の色分けに使える値にしている。なんか参考になりそうな使い方
文字に計算式用の数字を割り当てる
IF文などは数字しか対象にできないため、計算式用の数字と文字を組み合わせるために使う例。
vol90.集計キー(toBIM)
特記仕様、室仕上げ、室仕様
配管種別や室仕上げの一覧を集計表で作成する。諸元リストとして作成して、各配管やダクト、部屋やスペースに紐づけて部屋ごとのキータイプを作成することが可能。ヘルプでも紹介されている。
表作成に利用①
集計キーで対象のパラメータに「○」が付くようにすることで、星取表形式の機器表を作成することができる。機器表の修正スキルが上がるため、見た目重視ではなく…普通に使うことをおススメする。
集計キーの正しくない使い方...
— 設備BIM頑張るじーさん (@mepbim_gsan) August 30, 2023
パラメータを種類分作る必要があるから、無理だなーと思ってたけど。新規パラメータを作らずに星取表をを運用する方法があった。。
正しくない使い方だから、よゐこは真似しちゃいけないよ。悪魔の証明のため、変なスキルを磨く。 pic.twitter.com/Q2aWuMJ0n7
表作成に利用②
集計キーを組み合わせることで、クロス集計も可能になる。
集計キーは奥深い。こんな表がRevitで作れるとは。部屋と連動しないのはちょっと残念だが😅https://t.co/kfmRkAIsPL pic.twitter.com/DYi50vlkRc
— 設備BIM頑張るじーさん (@mepbim_gsan) August 9, 2023
■操作テクニック・仕様
集計キーの移動、コピー
移動やコピーできます!
そういえば以前、集計キーについて簡単にスライドに書いたので置いておきます。
— siskw (@siskw) September 10, 2023
集計キーは別のrvtにコピーできるので、テンプレートから立ち上げ忘れても展開できるので便利(2枚め)。 https://t.co/sH9eWFnSlh pic.twitter.com/bMbICGKmGi
集計キーを空にしたときの挙動
Revit2023以降は、集計キーを外すと「値が残る」Revit2022以前は、集計キーを外すと「値が消える」仕様だった。
ヘルプ|キーの削除時に値を保持する。(Revit2023新機能)
vol90.集計キー(toBIM)
集計キー
— 設備BIM頑張るじーさん (@mepbim_gsan) November 21, 2023
2023から集計キーを外したときに値が残る仕様に変更 / if分は数値しか使えない(集計キーで数値を持たせておけば自動判定ができる)https://t.co/WgMuBAda4S
≫2025-0122追記
ただし、「スペース」では、「値が消える」が既定です。これは困った仕様
部屋集計表で部屋スタイル(キー)を(なし)に変更しても、パラメータ値はRevitに残ります(Autodesk Support / 2024-0509)
集計キーに共有パラメータが設定可
Revit2022から集計キーに共有パラメータを設定できるようになった。タグがつけられるなど利用範囲が一段と拡大した。
集計キーの共有パラメータ (2022 の新機能)
集計キーは「識別情報」グループ
集計キーのパラメータグループは、必ず「識別情報」です。好きなパラメータグループには配置できません。通常のパラメータと識別するために、接頭辞を付けることを推奨します。
個人的には、「※~~~」が分かりやすい。「#~~~」とか。
そもそも集計キーをまじめに使ってきてないのですが、集計キーって「識別情報」にしか配置できないのね。。名称は簡単に変えられるからよく考えよう。 pic.twitter.com/7Mk5Amk22h
— 設備BIM頑張るじーさん (@mepbim_gsan) August 20, 2023
集計キーはインスタンスのみ
なんですよ。タイプとインスタンスの中間的な、複数のインスタンスで同じ値を持たせたい。みたいなイメージで使うのでしょうね。
集計キーは単一カテゴリごと
マルチカテゴリで集計キーは作成できません。
複数カテゴリで表示させるパラメータに使いたい場合は注意が必要です。
例えば…「配管」「配管ルート」「配管継手」全部のカテゴリで使うためには3つの集計キーリストが必要になります。
集計キーの一括作成
DiRoots.oneを使えば、集計キーを一括で読み込むことも可能。ただし、事前に必要なデータ行を作成しておくことが必要である。
DiRootsを使えば…データ作成や切替も瞬殺。
— 設備BIM頑張るじーさん (@mepbim_gsan) August 20, 2023
DK-BIM使ってないけど…冷媒管の計算する際は是非この方法をご採用お願いします。笑 pic.twitter.com/LZiaQVt4Nq
■その他
気になる不具合について
Revitで衛生器具カテゴリファミリに割り当てた共有パラメータに集計キーの値が反映されない 2024年9月6日
部屋集計表で部屋スタイル(キー)を(なし)に変更しても、パラメータ値はRevitに残ります 2024年5月9日
→ 部屋には残るが、スペースには残らない。。。
ファミリ間でパラメータを共有する
なるほど集計キーってそういう言い方になるんだな。と気付いた投稿
リンク BLOG
リンク Youtube
まとめ
集計キーだけでまとめると、たくさん情報がある。
改めてタイプではないけれど、一部のパラメータの組み合わせをパターンで整理したい。というニーズに対して、利用するのが集計キーである。しかし色々と使い方はできるので、良い方法があれば、共有お願いします。
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