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日本の自然美 大阪の田舎町ハイキング

日本でハイキングのイベントに参加する。

5月初旬だけど、今年の気温は暑い方なのかもしれない。けど、ホーチミン市に比べると、この時期の日本の日差しはまだ心地よい暑さ。日陰に入れば少し肌寒さを感じるぐらい。

参加したハイキングのコースは山道ではなく、かなり普通の舗装された歩道や車道を歩くコースだった。ベトナムで車やバイクに乗ってDoor to Door の移動生活をしているため、久しぶりに長距離を歩くと少しずつ疲れが現れる。

観光地の定義ってなんだろう。巡った場所は、世間一般的な観光地と言える場所でもなかった。地元の人たちが初詣にいきそうな神社とか、家族で休日を過ごす大きめの公園とか。けど、こうして「イベント」と題して行くと、その地はイベント参加者にとって立派な観光地になる。

このイベントのメインのはずだった藤の花は見れなかったけれど、久しぶりに日本の自然に触れる私にとっては、この田舎道を歩くのはなかなか感慨深いものがあった。
竹林と成長しすぎた筍、ツツジの花、綿毛になったタンポポ、シロツメクサがまだ春を感じさせる。畑の草の上を這うナナホシテントウムシは、草の緑色に赤色の体が鮮やかだ。地面を這うダンゴムシにさえ懐かしさを感じる。

日本の美しさって、行き届いた清掃や人々のモラルによるクリーンさとかではなく、こうした自然の四季を感じられるところなのかもしれない。


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