デジタルでマインドマップを描けるフリーソフト「FreeMind」で頭の中を整理してみよう。
マインドマップをPC上で描きたいよね、と思っている時に出会ったソフト「Freemind」。使い始めてから、何年経つだろう。Freemind使おう会が、いわゆる公式っぽいサイトなので、ここからダウンロードできる。
いろいろなマインドマップソフトを使いつつも、結局、戻ってくるのは、freemindだ。動作が軽いし、データも様々な形式でエクスポートできる。しばらく、XMINDを使っていたが、データがたまってくるにつれて、激オモになった。imindmapの旧バージョンも使っていたが、やはり使いにくい。
マインドマップが手書きにかなわないのはわかりきっているので、限られた動作ができれば、freemindで十分だと思う。
Freemindで思考を整理する
操作は非常に簡単で、本を買うことはないのだけれど、なんでも本から入るタイプの私は、この本も持っている。そして、この本で、デジタルでマインドマップを描くメリットに気づいたのだ。感謝、感謝。
著者の千本木さんももともとは、普通のユーザーだけど、このツールの真意を読み取ったのがすごいなと思う。マインドマップというと大体は、発想を広げるためのツール(思考法)と括られるけれど、日本語の特徴を考えるとマインドマップ形式で発想を広げられる人はわずか。本家の使い方は難易度が高い。
むしろ、ひとりブレストみたいにアイデアをとにかく出しまくって(カテゴリーとか考えずに)その後に、整理整頓していくという使い方が非常に有効だ。この方がよっぽどひらめく。
そんなことを教えてくれたのは、FreeMindだった。私がよく使う方法を紹介してみたい。
freemindで読書マップを作る
突飛なアイデアは突然は出てこない、むしろ、まずはちゃんと理解。本を読んでいても、ネタをまとめていても、突然にひらめくことは無い。まず最初にすべきなのは、しっかり整理整頓すること。
たとえば、私の場合だと、読み込むべき書籍はマルっと、マインドマップにしてしまう。
要点と見出しと、マインドマップにしていくうちに「あれ?これはここにあるのがおかしい文章だよな」とか「これは、さっき出てきたから重複表現だよな」とか気が付いていくわけ。そのうちに、著者の言いたかった骨子が見つかる。どんなぶ厚い書籍でも意外と、骨子は多くは無い。
要点ってそんなに多くないね。
あとは、理解を助けるための肉付けだったり、面白くするためのエピソードだったりする。マインドマップで、すべてまとめきってしまったところから、じっくり「並び変える」作業をする。Freemindは、とにかくこれが便利、とても便利。シンプルな画面だし、全く重くないからサクサク並び替えが効く。そうしているうちに、オリジナルな並び替えになっていく。
そしたら、ひらめくよね。これ自分の考えになるんだ。一度、分解し、再構成していく過程の中で、自分のものにしていく。そんな過程を踏んだら、大抵のものは理解できるし、そこから自分なりの意見を発することだってできるようになる。とくにネット上にある情報を活用してブログを書いたり、情報発信をするなら、せめてこれくらいの思考が必要。
単にコピペして、自分の意見を添えるのではなくて、著者が何を言いたくてどんな論理構造で話を構成していて・・それをしっかり理解したうえで、自分ならこうまとめる、もっとこうすると分かりやすくなるよねという情報を発信する。そうすると、オリジナルな情報になる。
これも、freemindのおかげだ(マインドマップのおかげともいえる)
freemindの使い方が分かる本
タイトルからわからないけど、実は、これ私のfreemindの使い方のノウハウ本だ。freemindでマップを描く方法を実例をあげて紹介しているので参考にしてほしい。
ざっと、頭の中にある情報をマインドマップで書き出してから、まとめて、まとめて、感情を整理していく方法。これまで紹介してきたことと同じなんだけど、とにかく情報のアウトプットと、整理整頓がしやすいfreemindの技術を使えば、簡単に感情が整理できる。
ADHDは、頭の中がとっちらかっているけれど、マインドマップをうまく使うと、整理がつくようになる(気がする)。マインドマップは一度使いこなせるようになると一生ものの技術なので、ぜひ、使いやすいツールと共に取り組んでほしいなぁ。