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#ADHDあるある:メモしたことを忘れる・二度と見ない。
ADHDは、ワーキングメモリー障害と言われることもある。一時的に記憶を蓄えておく場所に障害があるのだ。だから、直前のことを覚えていられない。何かをしながら、もう一個の用事が入ると、最初にやっていたことを忘れる。これは、どうしようもないことだ。
私も、日々、瞬間に消えていく記憶と闘っている。そんなADHDの処世術として役立つのが、すべてをメモすることだ。記憶ができない記憶障害だと思って、とことんメモすること。多くの本には、とにかくメモするという勧めがある。しかし、ここには、ひとつの問題がある。
ADHDはメモを見ない
ADHDはメモしたことを忘れるという問題だ。私も四六時中メモを持ち歩いていて、小さなことでも書くようにしている。スマホのメモ機能や音声メモを使うこともある。しかし、そのメモを見直すことはない(ついでに言えば、しょっちゅうメモを失くす)。
なので、すっかり予定を忘れたり、催促されてから、メモの存在を思い返すことが多い。これじゃメモの意味がないのだ。短期記憶が乏しいというのは、本当に生きづらいことだ。それで、ADHDの処世術としては、何とかメモを見るように、自分自身を動かさなければならないということになる。
メモを見る時間を決める
ひとつの方法は、メモを見る時間を決めることだ。私は、試行錯誤の上で、今はPDCAノートというメモ術に落ち着いた。やがては、まとめたいけれど、これはA5ノート(ちょっと大きいけれど、失くさない仕組みを満載にしている)一冊であらゆる予定を日ごとに管理するメモ術だ。
このノート、頻繁に開くのだけれど、朝(始業前)・昼食時・夕食時・夜(就寝前)、基本4回は開いて書き込むことにしている。このノートを書きこむ時に、次の時間の予定は目にすることになる。試行錯誤の上、あらゆる予定はフセンにして貼り付けてある。終わるたびに、そのフセンをはがしていく楽しみを持つことで、何度も何度もノートを開く習慣をつけている。
ま~、もちろん、それでも忘れることはある。でも、絶対忘れられない時には、次の方法を使う。
アラーム機能で思い出させる
どうしても忘れてはいけない時には、スマートウォッチのアラームを使う。アラームも鳴った瞬間に対応しなければ、数分で忘れてしまうので、それほど盤石ではないが、何もないよりはマシだ。今は、サプリを飲む時間や、タスクを開始する時間などをアラームに登録して知らせるようにしている。
最悪、イベントアラーム機能を使って「メモを見る」というタスクを思い起こさせることもできる。そこまでしなきゃならないのか(涙)と辛いが。
ちょっとだから大丈夫と思わない
何かを頼まれた時や、思いついた時に、このくらいだったら覚えておけるなという、その瞬間の気のゆるみは絶対に持たないこと。間違いなく覚えておけないから。そのタスクの存在自体を忘れるのがADHDだ。ここまで、気持ちよく情報を消去できるというのは、ある意味、才能だと思う。
悲しいけれど、自分は、どんな小さなことも記憶できないのだと、自己認識をしっかり持つことしかないだろう。
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