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#ADHDあるある:思い込みが激しい・暴走すると止まらない。

ADHDは思い込みが激しく暴走しがちだ。まるでブレーキの無い車。しかも、アクセルは全力で踏み込んでいるのだ。周りから見ると、ほんと、付き合いづらいADHDの特性だ。

私は結婚してから、思い込み・暴走癖などが、かなり修正された。妻に、その都度、修正されるからだ。ADHDは止めてくれる人が必要だと思う。ともあれ、ADHDの思い込みが激しい理由を考えてみよう。理由が分かれば対処法もあるってものだ。

ADHDの思い込みが激しい理由

発達障害の専門医、田中氏によれば、ADHDが思い込みで暴走する理由は、PDD(ASD)のように人の感情が読めないからではないという。ADHDは人の感情の機微が分からないわけではない。どちらかというと敏感すぎる人のほうが多いようだ。

だから意図的に、人の気持ちを無視して行動しているわけではないのだ。それで後になって落ち込んだり、人の目が気になって不安になることが多い。では、なぜ暴走するのか。

「ADHDタイプの人は、相手の発言を注意深く聞いていないことが多いので、微妙な口調の違いまで察知できない場合があります。会話しながら別のことを考えていたり、自分が関心のないところは聞いていなかったり、他の刺激に気を取られていたりして、耳から入ってくる情報が虫食い状態になることが多いのです。ストーリーや文脈は途切れ途切れで、断片的な話を聞いているようなものです。」(P128)

ADHDの思い込みの激しさの原因は、不注意にある。聞いているようで、聞いていないのだ。ADHD当事者であれば「まず、自分は人の話をちゃんと聞いていないのだ」と自覚することで、思い込み暴走はかなりの程度抑えられる。

私は、頭の中で考えると、ごっちゃごっちゃになって「もうどうでもいいから動いたほうがよくね?」という気分になってしまうので、紙に書き出すようにしている。できるだけ丁寧に関係する要素を書き出してみると、ある分野に関しては、何の事実も集まっていないのに、果断な行動をしようとしている自分に気づくことがある。

冷静になって、事実をおさらいすることで、暴走は止められる。まあ、通常の時はいいんだけど、焦っている時は、このタガが外れやすい。そこで、当事者が、自分で自分を制御するのは、時と場合によっては不可能だ。ごめんなさい。

ADHDの思い込みを修正する

そこで、周りの人が思い込みを抑えてあげなければならない。ADHDタイプの思い込みの激しさは、少し付き合ってみると分かるよね。なので、危ないよね、この人、危ないよねと思っていると、確実にやるわけだから。危ないよねと思ったところで「確認」をするだけで思い込みは修正される。

私の同僚でADHDタイプの人がいるんだけれども、彼は、重要な決断でも即答する癖がある。大丈夫ですかと確認すると「大丈夫です。進めます」と突っ込んで、ミスすることが多いのだ。私もADHDなので、この二人で仕事をするときは要注意だ。そこで、必ず確認をするようにして、ミスを防ぐ仕組みを用意する。

指示やお願いを復唱させるのだ「ちゃんとお伝えできたか確認したいので、これから行うことを説明していただけますか」という。さすがに自分で声に出すと、まとまっていないことに気づく。自分で気づいてくれるなら大丈夫なのだ。面倒くさいけど、ADHDには、これくらいしないといけない。

爆発させない

そして、もう一点、大事なことがある。ADHDタイプは暴走するだけではなく、爆発することも多いということだ。思い込みで突っ走り、ミスをする。そして、それを注意されると逆ギレするということだ。実は、これも、ADHDあるあるなので、できれば、事前に爆発を防ぎたい。

「発達系の課題を持つ人は、たいてい小さいころから叱られてばかりだったという経験があります。「この人は自分に対して怒っているのではないか」「そのうち叱られるかも」と、ネガティブな感情で受け取る癖がついているので、上司に「これじゃあ、ダメだよ」と言われたら、自分が全否定されたと感じて、激昂したり落ち込んだりしかねません。」(P129)

思い込みは激しいし、注意したらキレるとなると、周りから見ると、もう手の施しようがない。しかし、その背後には、ADHD特有のコンプレックスが渦巻いている場合が多いのだ。過剰防衛してしまうということ。

だから、注意するなら、事後ではなく、事前なのだ。前項で取り上げたように、指示を与える時点で思い込み暴走しないように防ぐしかない。お互いの理解を確かめつつ、進めば、大事故は防げるだろう。

小さな接触事故は、まあ、あまり気にしないでいただけると助かる(涙)

NOTEに書き溜めたADHDあるあるをまとめて1冊にしました(本記事も含まれています)

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq