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モヤモヤはそのままにしない。疑念は疑問に変える、質問思考のチカラ。
人生にはモヤモヤが多い。表現できないモヤモヤ。モヤモヤが危険なのは、モヤモヤの実体が分からない限り、モヤモヤは解消できないことにある。
ホラー映画で怖いのは、恐怖の実体が分からない時だ。いざエイリアンが出てきてしまうと、いくらグロテスクで気持ち悪くても、もう闘うしかない。その時、恐怖の感情は人を戦わせる原動力になる。実体がないものと、人は闘うことができない。
私の場合、マインドマップでモヤモヤを整理するという習慣を持っている。モヤモヤの実体を明らかにするスキルを磨いておくのは、メンタルヘルスの観点からおすすめだ。
しかし、いくらモヤモヤを書き出しても、なかなか気持ちが落ち着かない時もある。まだモヤモヤを整理する段階にすら至っていないのだ。そんな時は、モヤモヤを質問にできないかを考えてみる。
「疑念」を「疑問」に
これは白取氏の本から学んだことだが、疑念(モヤモヤ)が疑念であるうちは、それを解決することができないという。
疑念は疑問に変えなければならないという。
疑念のようなモヤモヤした感情は、明確な疑問として言語化された時にはじめて取り組むべき課題に姿を変えていく。言語化するというのはとても大切なことだ。目の前に言語化された課題があれば、それを多くの人で討議し、建設的な結論に導くことだって可能かもしれない。
疑念は心の中に巣くう破壊的な感情だ。疑念をもとに生産的な議論が生まれることはない。モヤモヤした感情をもとに怒ったり、批判したり、泣いたりわめいたりしているのは、ひどく破壊的だ。なんの解決策も見つけることができないからだ。
だから、モヤモヤした感情が湧いている時には、それを人前で出さないほうがよい。まずは、明確な疑問・質問の形になるまで、それを消化(昇華)させるほうがよい。
私は、時々本を読んでいてどうしても納得できない説明に出会う時、そこで沸いた質問を本に書き込む(電子版ならメモ)するようにしている。もしくは、浮かんだ疑問を「付箋」に書き込んで放置しておく。やがて質問が質問を呼び、問題は明確になってくる。
具体的な疑問・質問ができて初めて、問題点が分かっているといえるのだ。問題点が明確になって初めて、生産的に考えることができるようになるのだ。
質問は解決への扉を開く
質問には大きな価値がある。どれだけモヤモヤしていたとしても、適切な質問があれば、そこにパッと道が開けることがある。偉大な思想家は、質問が偉大なのだ。
質問があるからこそ答えがある。
新版になってから、ちょっとポップな表紙とタイトルになってしまったが、この本は素晴らしい本だ。質問がどのように自分の閉じられた世界を変えていくが分かる。「質問思考」という言葉を知ってから、私の人生も少し変わった気がしている。
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