売名目的でお金本を出す人は多いがこの本は本物だった〜父が娘に語る経済の話〜
【知ってた】お金があればあるほどイージーモード
お金本はとにかく本屋で目に付くものでして・・・
有名人の著書が出版してよく『1週間で10万部突破のベストセラー!!』みたいな謳い文句はあるもの。
しかしながら「読者」に届いている本はそのうち10%もあったら最高でして、大体は自分のお金で買い取っているものです。
大概は「自分はこうして売れたんだ!だからあなたも同じ方法でお金持ちに!」って内容です。
つまりは、数字なんていくらでも操作できますし、お金があれば権威を手に入れるのはイージーモードです。
お金以上に魅力的な報酬を作らないようにしたのが資本主義です。
良くも悪くも資本主義はお金があればあるほど集まりやすい構造をしています。
中でも、そんなお金持ちが書きやすいのが「お金本」でして。
ゴーストライター雇って仕事ぶりを見学させてインタビューしてまとめてそれっぽく魅せればいいのです。
自分は雇っているだけで名を売ることができる、実際お金があったら、そして更にお金が必要なら使っているかもなぁなんて思ったり。
何も持っていない・・・本当に??
そんなお金本を眺めているうちにふと思ったことなのですが
「では、何もない、なんなら社会に出たばっかりの若造がお金持ちになるにはどうしたらいいのか?」
という疑問を抱きまして・・・・
ビジネスでお金持ちになる方法は言葉ではカンタンです。
「需要が大きいものを作り出し、それを高額で売ればいい」
たったこれだけ。iphoneなんかいい例かと。性能の割にめっちゃ高いですもん(笑)。
とはいえ
需要が大きいものをどうやって作りだすのか?
高額っていってもいくらで売るものなのか?
そもそも、売る人がいないんだけども?
っていう疑問があるし、一つ一つが長〜い道のりになりそうな予感しかないです。
何はともあれ、その一つ一つをこつこつと解決していくしかなさそうです。
幸い、若造が持っている最強の資本がありますし
「時間」っていう何にでも還元可能な資本が。
放っておいてもどんどん目減りする資本なので積極的に使っていきましょう!
経済の仕組みを知ればまず間違いはないかと!
となると、まずは歴史を知り、経済の仕組みを知ることから始まるのかなと。
生き残ってきた文明こそ最大の需要ですし、そこからどう発展してきたのかを知るには歴史が一番です。
とはいえ経済本ってほんとうに疑わしい本が多くてですね。
マクロ経済とかミクロ経済とか、そもそも専攻じゃないので全然わからないのですが実感が皆無といいますかね。
なので色々な経済本を読んでみたのですが「これは!」って思えた本があります。
それが著書『父が娘に語る経済の話』です。
この本はギリシャの経済危機時に財務大臣を務め、EUから財政緊縮策を迫られるなか大幅な債務帳消しを主張し、世界的な話題となった著者が、経済という魔物について娘に語りかけるストーリーです。
本書を読むと、「近道なんてないけど、お金持ちになる道は確かにある」と思えます。
それは、「人に信じさせること」。イデオロギー(思想)を作り出した人が支配者になるということ。
そして支配者になればもちろんお金持ちになれます。
「お金があれば幸せになる」、と信じ込ませた人たちがお金持ちになるのです。
その人たちに対して夢を見せれるのは実際にお金を持って豪遊している人ですから。
そして信じ込ませた人は、お金を払って商材を買うのです。ホントはお金なんて必要ないのに(笑)。
昔から支配者というものはいますし、社会性動物はヒエラルキーを形成する生き物です。
私たちはお金がなければ生活できないと強く信じ込まされているのです。
お金が大切だとどうやって信じ込ませてきたのか、ということを分かりやすく伝えているのが本書です。
これ、社会人になる前に読みたかったと後悔したなぁ・・・・
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