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恨むことと不幸は相関してるし、許すことと幸福も相関してる話〜ゆるすということ〜
恨む気持ちは分かる。けど手放さないとね
”弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ”
ーマハトマ・ガンジー
歳をとるにつれて、「許すこと」の重要性が身に染み、「許す」という感情を具体的に知りたくなったためベストセラー『ゆるすということ』を読んでみました。
本書の主張は
許しの感情は「いま」を生きることにつながる
というシンプルなもの。
言われてみれば確かに、許せないという感情はずっと過去に縛られております。
なんだかスピリチュアル的に聞こえて、受け入れられない気持ちもかなりあるんですけども、実際のところ「許し」の感情が確実に精神性を高め、幸福感を抱くことは多くのエビデンスがあるので無視できない話。
イメージ的にも、あれこれ恨む人よりもおおらかで許せる人の方が穏やかに過ごせていい感じに見えます。
よく言われていることですが「いま」を生きるということは
未来の不安に押しつぶされたり
過去の後悔に囚われたりしない
ため、ネガティブな記憶や思考が止まらなくなる現象から解放されます。
その概念が「マインドフルネス」であり、マインドフルネスを味わうためのトレーニングとして「瞑想」があるので、ゆるすことは侮れないなぁと感じます。
生きていれば、人を恨む気持ちや許せない気持ちもたくさんでてきますし、特に自分を許せないって思う気持ちは膨れあがりますよね(私だけかな笑)。
それでもやっぱり恨むこととか、許せないことは不幸にしかならないし、恨み続けて幸福な人はみたことがないですね。。。
ゆるすということは「未練を晴らす」ということ
私の場合、「教養」に対するコンプレックスが正直かなりあるため、色々な知見を深めるために読書をしているのですが、どこかで自分をゆるせて、自然体で生きていけたらなぁといつも感じています。
本当はただ、目の前にある学びを楽しんで本を読めれば一番なのですが、「無知な自分が恨めしい」みたいな、どこか邪な気持ちもあることが否めません。
そんな気持ちで読んでもいるから、複雑な感情になる時があるんですよね。。
だから、私はゆるすということは「未練を晴らす」ということではなかろうか?と感じております。
人生が、あまり充実していないと感じるのは「過去の失敗から逃れられない」からというのが一番大きいからではないかなと。
「ゆるす」という感情はその逃れられない気持ちに対して「もういいじゃないか」と本当の意味であきらめれることです。
そして、あらゆることに対して、あきらめられることは穏やかな気持ちに繋がると思いますので、個人的にはかなり素晴らしいものだと思っております。
今日は短いですけど、ここらへんで終わりたいと思います。
いつか、すべてをゆるして、穏やかな気持ちで過ごす日々を送りたいと願える、短くていい本でした。