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名著『自省録』のローマ皇帝、賢人マルクスさんから辛い時の対処法を色々と学ぶ話〜自省録〜

本当の「人生訓」がここにある

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歴史的名著、ローマ皇帝であったマルクス・アウレリウスさんの著書『自省録』を読みました。

本著を読んで思うのが、

人生とは寿命以上に短いもんなんだぜ!だからあらゆることに気をつけよう!

ということが一貫して伝わってくるなぁと。

例えば、

”ある人の寿命が延びても、その人の知力が将来も変わりなく事物の理解に適し、神的および人間的な事柄に関する知識を追求する観照に的するかどうかは不明である。

なぜならば、もうろくし始めると、

・自分自身をうまく用うること
・義務の一つ一つを明確に弁別すること
・現象を分析すること
・すでに人生を去るべき時ではないかどうかを判断すること

その他このようによく訓練された推理力を必要とする事柄を処理する能力は真先に消滅してしまう

したがって我々は急がなくてはならない。”

・・・現代の警鐘にもとれますね。これホントに2,000年前に書かれたんすか?笑。

こんな感じで人生の無情についてあらゆる角度から書かれた本ですが、それだけではなく、笑えるところもあったりします。

例えば

「このキュウリはにがい。」棄てるがいい。
「道にイバラがある。」避けるがいい。
それで充分だ


「なぜこんなものが世の中にあるんだろう」などと加えるな。”

理解できないもんは世の中にある。じゃあ逃げよう。親近感が湧きます笑。

他にも、

”「ワキガのある人間に君は腹を立てるのか。息のくさい人間に腹を立てるのか。その人間がどうしたらいいというのだ。彼はそういう口を持っているのだ、またそういうワキを持っているのだ。そういうものからそういうものが発散するのは止むをえないことではないか。”

よっぽど口臭ヤバイやつがいたんでしょうね笑。皇帝がじっと臭いのに耐えるシーンがなんだかイイ笑。

そして、今早起きをしている身としては

”眠りから起きるのがツライ時は、次のことを思い出せ。

社会に役立つ行為を果たすのは、人間の(内なる)自然にかなったことであるが、睡眠は理性のない動物にさえも共通のことである。

しかるに、各個人の自然にかなったことはその人にとって何よりも特有なことであり、何よりもふさわしいことであり、したがって何よりも快適なはずである。

いつだって早く起きることでどんな快感を得れるか忘れるな、と。昨日も朝投稿して仕事はめっちゃ気持ちよかったですからね。忘れないでいきます!

体幹として、100日くらいは続けないと定着しないので、だれてきた頃に思い出したいもんです。

と、こんな感じで堅苦しくなく、でも人生訓を教えてくれる自省録はかなりオススメ!

自己啓発本、これだけでいいんじゃないかな?と思える作品でした。


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