クリティカルシンキング・ブーム、来たる・・・
問題解決思考を育むためのクリティカル・シンキング
最近、「クリティカル・シンキング」に関する本を読んだりワークを実践したりしております。
上の本は4コマ漫画からクリティカルに思考することとはどういうことなのかをポップに解説する良本です。
クリティカルシンキングとは、一言で言うなら
目標に向かって、合理的に考える思考法
のこと。
合理的っていうのは要は偏見に囚われないことです
私たちは様々な認知の歪みにさらされて生きており、常に合理的に考えるのは難しいものです。
例えば、電車で、高齢者に譲らない大人の方をみていて「無礼な人だな・・・」とか思い込んじゃったりするものですが
・最愛の妻(夫)を亡くしたばかりかもしれない
・糖尿病のように病気かもしれない
・うつ病を患っているかもしれない
っていうように思い込みから一歩引いて推論や議論をしてみるのがクリティカルシンキングです。
思考のバイアスから離れ、一歩引いて
・推論のしかたは妥当か?
・根拠としての「事実」は正しいのか?
ということをきっちり考え抜く事がクリティカルシンキングの鍛え方です。
例えば、ダイエットを例にとってみると
痩せるためには「運動」が大事だ!
→いや、運動してる人はみんな痩せているのかな?
→いや、運動し、そのご褒美として食事量を増やしたり、酒を飲んだりしてむしろ太っているみたいだ。
→では、どちらかといえば食事量を減らしていった方がいいのでは?
→実際のエビデンスをみてみると、痩せている人は「食事」に気を遣っているようだ(自炊が多かったり、必ずサラダを食べていたり)。
→んじゃ、痩せている人の食事を参考にしてみよう!
っていう風に議論していき、目標を達成するために合理的な手段は「食事」が大きな鍵を占めていることを導いて、行動することができるようになります。
どんな偉人が話したことでも、それを鵜呑みにせず自分の中で調査し、正しいことを導き出すことこそクリティカル・シンキングです
逆にクリティカル・シンキングができていない人の例を話すと
偉い講師が教えたことをなんも疑問に思わず、正しいと思い込んで教材を買ってしまう信者
ですね。
「お金持ちになりたいなら、まずはこの教材を買わないと話にならないです!」っていう、話になってない買い文句を信じ込み、詐欺商材を買ってしまう被害はもう何十年も聞いております・・・・
そういう人は、たいていは信者から買った教材費でお金持ちになっているだけですからね。。
そう言ったことに騙されないためにも、クリティカル・シンキングは当然有効です。
実際の研究でも、
クリティカルシンキングが上手な学生ほど、以下のトラブルに遭いにくくなる
・学問系:テストの時間を間違えてた!とか
・健康系:タバコを吸ったりとか、野菜を食べなかったりとか
・犯罪系:飲酒運転で捕まった!とか
・プライベート系:友人に暴言を吐いてしまった!とか
・お金系:来月の支払いが間に合わない!とか
ということが分かっております。
つまり、人生をスムーズに生きるには、知性よりもクリティカルシンキングが大事なのではないか、と。
思考のバイアスから離れ、一歩引いて
・推論のしかたは妥当か?
・根拠としての「事実」は正しいのか?
を普段から考えることをひたすらに鍛え、安心して安定な人生を送りたいもんです笑
いつか、「クリティカル・シンキング」をテーマに
合理的にみて、「お金持ち」ってなんだろう?
合理的にみて、「幸福」ってなんだろう?
合理的にみて、「健康になる」ってなんだろう?
みたいな記事を書いてみるのも面白そうです。