相手の自己効力感を満たしていくのが営業だ!という話〜セールスの本質〜
セールスとは『売る仕事』のこと
セールス、っていうのが嫌いな人って少なくないと思うのですが会社や企業というのはセールスがないと成り立ちません。
経理や総務という仕事は基本利益を生み出しませんので彼らを雇えるのは営業が契約を引っ張ってこれるからだということを社会人になったら忘れてはならないな、と。
また、Webデザインやプログラミングみたいな手に職があるものでも、それを売り込む力がなければ利益にはなりません。
セールスとは一言で言うなら『売り込む仕事』です。そして売り込むためには「相手の自己効力感を満たすこと」が大事になる、と営業の古典には決まってそんなことが書かれています。
なかでも著書『セールスの本質』はそんな「自分を売る技術」を簡潔に教えてくれる本です。
セールスの基本は人間関係ということなので、良質な人間関係を築く力はセールス力をつけることで自然と身に付くものです。
セールス力を鍛えることで
・相手に話させる力をつけること
・相手のニーズを汲み取ること
・相手の反論を乗り越えること
といったことが出来る、結果人間関係で一番必要な『信頼』を勝ち取ることにつながります。
人は大抵、自分のことにしか関心がないもの
こう行ったことを口にするのは身もふたも無いですが、人は大抵他者のことよりも10倍くらいは自分のことに関心があるものです。
だから、自分の話はもちろん、自分の商品の話もあまりしないでそれよりも相手の話を引き出すことに集中した方が良いものです。
言い換えれば、セールス活動とは「どれだけ相手に気持ちの良い時間を過ごさせるか」ということで決まったりします。
その上で相手よりも知識量を上回るように見せるため、アドバイザーやカウンセラーになったつもりで接することが大事です。
人の話を聞くこと、他の人に差をつけるくらいにしっかり聞くこと。そして話させることです。
相手に気持ちよく話させることで、「この人と話すのは楽しい!」という感情のアンカリングを起こすこと、これが出来なれば相手の貴重なお金を出させることは出来ないでしょう。
セールスは究極の自己啓発だ!
自己啓発本を読むくらいなら、セールスをしっかり学んで活用した方がよっぽど自己啓発になるでしょう。
セールス活動を通じると
・自分がいかに自分しか考えていなかったか
・相手をどれだけ大切に思えるか
・好かれる人とはどういう人か
・信頼を作るためにはどうすれば良いのか
といったことが学んでいくうちにわかって来ます。
学んでいくうちに、意識改革を起こして男女問わずモテる人(一緒にいて楽しい人)になれるてっとり早い方法がセールス活動をすることです。
学生と社会人の大きな違いはそこにあるといっても良さそうです。
相手の時間をどれだけ良い時間にするか、そんなことが簡潔にまとまった良書だと感じました。
他にも、自己効力感を満たすことが大切だと言われているセールス古典本を載せておきます!