睡眠不足解消にはこれ!“睡眠五感”とは【日本メディカル心理セラピー協会】
仕事に育児に忙しい現代人には、睡眠不足がつきものです。慢性的な睡眠不足は体の健康を害するだけでなく、仕事のパフォーマンスを低下させるなど、日常生活にも悪影響を与えます。睡眠不足を解消するには、質の良い睡眠をとることが重要です。眠りの質を高めるために必要な“睡眠五感”を紹介します。
睡眠五感とは
睡眠中に働く5つの感覚のことを指します。一般的な五感である視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚のうち、使われていない味覚を除いて「温感」を加えたものが睡眠五感と呼ばれています。五感それぞれで快適だと感じられる環境を整えることで、睡眠の質を高めることができます。
視覚
目に入ってくる光は睡眠の質を左右する重要な要素です。朝起きたら太陽の光を15秒間浴びましょう。体内時計が整い、体が活性化されます。寝る前は照明を暖色系のものにし、暗めに設定しましょう。パソコンやスマートフォンなどブルーライトを発するものは、就寝30分前までに終わらせてください。光による刺激で脳を興奮状態にさせないように気を付けます。
聴覚
寝室は静かな状態に保ちましょう。睡眠中に脳を覚醒状態にさせる騒音レベルは45デシベル以上。だいたい図書館くらいの静けさです。時計や電気器具はなるべく静かなものがいいですね。また、厚手のカーテンを使用することで、外からの音を遮断してくれます。入眠時にヒーリング音楽やクラシックなど、リラックスできる音を流すのも有効です。
嗅覚
自分の好きな香りのアロマを使用することで、副交感神経が働き、リラックスしたまま眠りにつくことができます。ラベンダーやカモミール、ベルガモット、イランイラン、サンダルウッドなどがおすすめです。注意してほしいのは、自分の好きな香りを選ぶこと。安眠効果のあるアロマでも、苦手だと感じたら安眠を阻害してしまいます。
触覚
布団や毛布、枕カバー、パジャマなど、就寝時に肌に触れるものの肌触りを大切にしましょう。シルクは保温性、吸湿性、発散性などに優れています。綿は吸汗性、保湿性、耐久性が高いです。麻は丈夫でさらりとした肌触りが夏にピッタリ。季節や気分に合わせて、リラックスできる最適な素材を選ぶのがポイントです。
温感
睡眠五感における温感では、温度をコントロールすることが重要です。
就寝時に快適な室温は夏で26~27度、冬だと19~23度。湿度は1年通して60%前後とされています。エアコンを使用すると簡単に調整できます。
サーキュレーターを使って室内の空気を循環させれば、直接風に当たらずに温度と湿度を一定に保つことができます。また、布団の中が適切な温度になっていることも快眠のポイント。季節に応じた寝具の衣替えが必要です。
睡眠五感を意識した環境づくりを
照明や室温、香りなどで寝室の環境を整えれば、良質な眠りを得ることができます。睡眠五感をうまく利用し、睡眠不足を解消しましょう!
日本メディカル心理セラピー協会には快眠セラピストの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。
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