子育て・キレやすい人間にしないために!今からできること【日本メディカル心理セラピー協会】
日本メディカル心理セラピー協会です。大人になっても感情がコントロールできずにキレてしまう人がいます。
職場で部下に対し怒鳴り散らしている人、スーパーやレストランで大声でクレームをつけている人、子供の学校にまで理不尽な文句を言いに行く人。そのような人をみると、自分の子は、穏やかに育って欲しいと思うのではないでしょうか。
キレると言っても、タイプが複数あります。キレるタイプとその原因について解説していきます。
キレやすいタイプ別
キレやすい人、キレにくい人がいます。そこには幼児期に養育者との安定的な関係が築けたか否かによって変わってくるようです。幼児期に愛着形成が上手くいくと、愛情ホルモンのオキシトシンの分泌が豊富になります。
それにより前頭前野が発達し、キレにくい人になります。一方、オキシトシンの分泌が不足すると前頭前野が十分に育たず、脳のブレーキがきかない、キレやすい人になってしまうのです。
回避型
キレやすい人の中でも、回避型とは、自分の領域に入ってきてほしくない、自分の巻き込むな、というタイプで男性に多い傾向があります。幼児期に親との関係が希薄だった場合が多く、独立心が強かったり、愛着を持つことを回避したがります。
不安型
不安型は、一人でいること、一人で行動することが不安で誰かに依存しやすい型で、女性に多い傾向があります。これは幼児期に、いい子なら褒めてもらえる、成績が良ければ褒められるなど、条件付きでの愛情で育ち、愛着形成が不十分なことが原因です。そのためちょっとしたことで不安になり、キレやすくなります。
合併型
回避型と不安型を併せ持ったタイプの人もいます。一人でいると不安。でも、誰かが歩み寄ってきても、いつ愛情が得られなくなるのか、裏切れるのか不安、と感じているようです。
キレやすい人間になる原因
キレやすい人間になる原因として、キレやすいタイプで説明したように、幼い頃、感情や意思を抑圧してきたことが原因となることがあるようです。しかし、それだけが原因ではないようです。
感情や意思を抑圧された経験がある
日常には子供でもほんの些細なことで、感情や意思を抑圧することがあります。例えば、習い事をやめたいと養育者に伝えても、叱咤、激励され、しばらく続けることになるということは、どこの家庭でもありえることでしょう。しかし、そういった抑圧を続きけていると、突然耐えられなくなり、爆発することがあります。
生活習慣の乱れ
食生活や睡眠などの生活習慣の乱れも、キレやすい人間になる原因になります。食事では脳の興奮を抑えるのにカルシウムがいいとされています。また、そのカルシウムの吸収を助けるのにはビタミンDが有効とされています。バランスの良い食事、十分な睡眠時間の確保と適度な運動など生活習慣を見直してみましょう。どれも大切なものです。
発達障害の可能性
感情のコントロールが苦手な原因として、発達障害も可能性としてあります。他の子との違いが気になるようなら、発達障害も視野に入れて早めに専門医に受診することをおすすめします。仮に発達障害であった場合、相談できる強い味方が得られます。そして療育という次のステップに移ることが出来ます。
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