たまご酒
昔の人の知恵は凄いです。それはたまご酒です。
健康時には炭水化物、脂肪、タンパク質から栄養を摂りますが、ウイルスに侵されるとこの論文にあるように炭水化物を消化できなくなります。つまりブドウ糖の点滴では栄養補給されないってことです。
すると普通は脂肪を消化するのですが、先天的に高熱時に脂肪を消化できない人(上記論文)もいますし、糖尿病などの疾患で高脂血症の人も脂肪を消化できません。
そういう人はタンパク質を消化するのですが、病気中は食が細るので自分のタンパク質すなわち細胞を消化しだします。するとそこに炎症が起きてしまいます。これが重症化というものです。
それでたまご酒なんです。たまご酒は流動食なので、喉が痛くても、食が細っても何とか飲めます。そして成分はアルコールとタンパク質です。アルコールは酢酸(短鎖脂肪酸)になりますので、たとえ脂肪を消化できない人でも消化できます。またタンパク質が補充されるので、自分のタンパク質を消化することもなく、炎症も起きません。
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