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【自動車工学】排気温度
先回ディーゼルエンジンの排気温度は、ガソリンエンジンより200℃低いと書きました。定格点での排気温度はディーゼルで700℃くらい、ガソリンで900℃くらいです。燃焼温度はどちらも2000℃程度なんですが、なぜ排気温度が異なるのでしょうか?
答えは圧縮比なんです。自動車ではディーゼルの圧縮比は15~20、ガソリンは9~13です。圧縮比が高いほど、膨張行程が長いので筒内温度が下がります。排気温度は、NAの場合には排気弁が開いたときの筒内温度とほぼ同じです。ターボ付きの場合は、ターボで100℃程度さがります。なので、排気温度が下がるのです。値についてはポリトロープ変化の式を使えば、手計算で分かります。