【自動車工学】エンジンの回転方向
自動車の場合、エンジン前方から見て、時計回りが標準の回転方向なのですが、飛行機の場合は、エンジン前方から見て、反時計回りが標準です。
なぜこうなったのかは、過去の資料(エンジン設計の本やエンジン技術史の本)にもなく、良くは分かりません。
自動車では、昔はホンダのエンジンが反時計回りでしたが、そのうちになくなりました。他社がすべて時計回りなので、トランスミッションやデフの調達に難があったのでしょうね。
飛行機では、ほとんどの双発機(例えばモスキート)は左右のエンジン回転方向は、同じ反時計回りです。多分唯一かと思いますが、ロッキードP38は、前から見て左側のエンジンが反時計回りで、前から見て右側のエンジンが時計回りと反対周りになっています。これは左右エンジンのジャイロモーメントを打ち消し、旋回時の妙な挙動を無くするためです。
なお写真はFW190Dです。
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