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「〇〇すべき」と善悪と幸福の関係~進化心理学で解き明かす幸せになる方法~

こんにちは。
あなたが幸せになるための道を
歩き始めるようになるまで寄り添ってともに進む
メンタルデザイナーの星野匠です。

このNoteでは、心理学に
物理学・生物学などの自然科学の知見を加味した
独自のメソッドで、幸せになるための考え方を
お伝えしてまいります。


「〇〇すべき」を行動の基準にするのは人間だけ

さて、本題です。

私たちは、日ごろ、意識するしないに関わらず、「〇〇すべき」という思考で行動を選択しています。

  • 朝早く起きるべき

  • 仕事にはちゃんと行くべき

  • 他人には親切にすべき

  • 努力すべき

  • 悪口を言うべきでない

  • 他人に迷惑をかけるべきでない

など。

この「〇〇すべき」というのは、

  • 「良い行い」をすべき

  • 「悪い行い」をすべきではない

ということに集約できそうです。

  • 良い行い=善行(ぜんこう)

  • 悪い行い=悪行(あくぎょう)

ですよね。

要するに、「私たちは善悪の価値観によって行動を選択している」(少なくとも表向きは)と言えそうです。

犬などには「待て」や「お手」といった躾(しつけ)をすることができます。

躾の行き届いた動物は善悪を判断しているかのように見えることもありますがそうではありません。

人間以外の動物は善悪を判断しているのではなく、刺激と行動に対するフィードバックを学習してある刺激に対してある行動を選択しているだけでです。

ある行動をして褒められたから、またそういう行動をしよう。
また、ある行動をしたら怒られたから、そういう行動は止めよう。
という、要するに条件反射です。

私たちは条件反射だけでなく、「〇〇すべき」と考えて行動を選択します。この「〇〇すべき」を「規範」と言います。
規範意識を持つのは地球上で人間だけです。

なぜ、人間だけが善悪を判断して規範を行動の基準にしているのでしょう?

感情的な「理性」

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