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中国は今何を求めているか

ロシアがウクライナに侵攻し侵略をしている中で、中国が台湾にこの時を狙って動くのではないか?といった意見もあるが、私見にはなるが今この時に動くとは思わない。

理由はいくつかあるが、わかりやすいところで言えば、日本を含めた海外へ投資が更に増えている事だ。
一般の富裕層が投資をしているなら、それを無視して国際的な制裁を受けてでも核心的利益の為に動くかもしれないが、最近は大物の投資が増えているのだ。
これを無視して制裁を受ける様な事があれば、政権自体がもたない。

では、今の投資の方法は新型コロナ以前と同じか?というと随分様変わりしている。

以前は、大物が直接赴いて来て不動産などを買い漁っていたが、新型コロナ禍によって日本への入国は勿論、中国から安易に出られなくなっているという状況が形成されている。
それを日本にいる中国人が日本の法に則って上手に儲けを出しているというのが今の投資の流れだ。

日本の士業。行政書士、税理士、司法書士及び宅建士などの資格を彼らは自らで取得する事で、日本人を介さず、直接土地所有者にアプローチし、安価な価格で手に入れ、それを欲しがっている投資家に売るのだ。

この儲けの期間をおよそ2年。
最大で札幌冬季オリンピックが開催される(かどうかはわからないが)前年まで行い、値上がりした時に売り捌く。

こう考えればこの期間は中国が台湾にちょっかいはかけるだろうが、制裁を伴う様な行動は起こりにくいと考えるのが論理的だろう。

台湾への問題も深刻だが、日本国内の問題はワンストップ型を土地所有者と構築してこなかったシステムの問題だ。

ちゃんとした開発ならまだ良いが、値上がりを待った買付は、中国の不動産市場が破綻した状況と重なる。

警戒をして尚且つ策を講じるべき時だろう。

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