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【必読】MBTIの本質!徹底解説!

曖昧なまま、わかったフリをしていませんか?

ISTJやEFTPなど4つのアルファベットで表されるMBTIですが、その本質について理解している人は少ないように思います。

例えば、最初のEとI 
Eは外交的、Iは内向的・・・自分は確かに内向的だからIだなぁ。。。
と納得はしやすいと思います。

2つ目のSとNはどうでしょう?感覚型か直感型
この言葉を見る限り、どちらもフィーリングに頼りそうであまり違いが分からないのではありませんか?
実際にこれは、外交的か内向的かのように全く対極に位置する真逆のタイプなのです。

思考型か感情型か
判断型か知覚型か・・・これらもよく理解はできないけどまぁいいか、とあまり深く考えていないのではないですか?

それぞれの意味や考え方をお教えします。
このベースを理解できれば、ENFPと聞いただけでどんな性質なのか瞬時に思い浮かべられるようになります。運動家だからぁ、と日本語名を思い出す必要もありません。

あ、ちなみに、Eだから人とワイワイするのが好きで、Iだからコミュ障だー!という考えは完全に間違いです。
この間違ったイメージだと相手のMBTIを判断するときに見定めを誤ります。
この人は本当に「エンターテイナーなの?」など実際と違和感を感じるのはこの解釈の仕方を間違えているからです。

と、そんなわけで正しいMBTIの解釈の仕方、法則について学んでいきましょう!



4つの指標を正しく理解しよう

「E:外向型 」or 「I:内向型」

4つの並ぶアルファベットの1つ目
EかIの部分
これは「興味関心の向かう方向」を示しています。

興味関心の向かう方向、つまりエネルギー(活力)・気持ちが自分自身に向かう自分以外の周りに向かうかを表しています。
人との関わることでエネルギーを得る自分ひとりの時間にエネルギーを得るかと考えることもできます。

最も重要な点は周りからどのように見られるかではなく、その人自身の興味関心の向かう方向であるということです。
逆に言うと、実は最も外見から判断が難しい部分はこのEとIの判断でもあります。

E:外向型(エキストラバージョン)
 ⇒「私たち」を主軸に考え、自分対相手とのコミュニケーションからエネ      ルギーを得ます。考える基準が他人や環境であるため、外部との接触で刺激を得て自らの考えに活かします。

I:内向型(イントロバージョン)
 ⇒「私」を主軸に考え、個人での活動においてエネルギーを得ます。考える基準が自分であるため、事象対して時間をかけて考えて独創的なアイデアを生み出しやすいです。


「S:感覚型」 or「 N:直感型」

4つの並ぶアルファベットの2つ目
SかNの部分
これは「ものの見方や認識のスタイル」を示します。

情報収集の方法とも言えます。
なにか情報を受け取ったときに、何をベースにしてそれを「解釈するか」を示しています。
(このSかNの説明をする際に、すぐに具体例を提示して説明することから逃げる記事も多いですが、ここではあえて本質を理解するため抽象的な概念のまま少々お付き合いください。)
私たちは、目にした事象や耳から得た情報を何かの基準によって「解釈」しています。その解釈するにあたって、何をもとに解釈を行うのかの違いによって分類されます。

S:感覚型(センシング)
 ⇒
具体的な事実やデータに基づいて、物事を捉えます。
自分の知識、事実、過去の体験をもとにして考え情報を分析しようとします。見えるものや触れることのできるものに対して、具体的に捉えます。

N:直観型(イントーション)
 ⇒
この瞬間に目で見ることのできない要素をもとに、物事を捉えます。
抽象的な捉え方をし、情報から分かることそのものの背景にあるもの想像し理解します。

実際に両者の情報の分析(解釈)の方法の例をみてみます。

たとえば、「リンゴと言えば?」と両者に聞いたとします。
回答にこのような違いが現れます。

S(感覚型)⇒赤い・美味しい・果物
N(直観型)⇒iPhone・白雪姫

S(感覚型)は具体的な事実や体験に基づくので、「赤い・果物」という事実や、「美味しい」といった過去の体験を基に情報(リンゴ)を分析します。

N(直観型)は、この瞬間に目で見ることのできない要素をもとに、背景にあるものを抽象的に捉え、想像するので「iPhone・白雪姫」などそこから思いつくことを連想するのです。

特にこの質問で「果物」と思い浮かんだ人は少ないのではないでしょうか。
言われてみれば何の疑問もないでしょうが、「リンゴと言えば?」という問いにこう答えるタイプはかなりS(感覚型)が強い傾向にあると思います。

このようなことが言えるので、以下のように言われています。

S(感覚型)は現状を分析するので安定を重視する。
N(直観型)は未来(その先)に焦点を合わせ分析するので将来をより良いものへとすることを重視する。


「T:思考型」 or 「F:感情型」

4つの並ぶアルファベットの3つ目
TかFの部分
これは「判断(意思決定)の仕方」を示しています。

何かを判断するときに「真実」を優先するか「人の気持ち」を優先するのかを表しています。

T:思考型(シンキング)
 ⇒真実に関心を持ち、事実や原則に基づいて論理的であることを重視します。客観的な立場から合理的な意思決定を行います。無駄を省く傾向にあります。

F:感情型(フィーリング)
 ⇒人間関係や感情を重視し、調和や共感を大切にします。自分・相手の立場から心情的な意思決定を行います。

皆さんは、事実や合理性に基づいて判断することも、感情に基づいて判断することもあると思いますが、どちらの頻度が多いのかの違いになるわけです。

ここで非常に大切なことです。
私たちが何かに判断を下すときに、思考型(T)の判断と感情型(F)の判断を同時に行われていることはないということです。
必ずどちらかに偏って判断しています。

「理論的で客観的な決断を下すこと」と「感情や好みに基づいて決断することがを両立していることはありません。

例えば、
食後とデザートでケーキを食べたい(感情)
でも今はダイエット中だから我慢しなきゃ(思考)

長く付き合ってるから別れるのは可哀そう(感情)
別れることは悪いことではない、同情で付き合い続ける方が失礼(思考)

この対立する判断基準のうち毎回どちらかの判断基準を採用して判断を下しているのです。
こう考えれば、自分自身が本当はどちらのタイプなのか分かりやすいと思います。


「J:判断型 」or「 P:知覚型」

4つの並ぶアルファベットの4つ目
JかPの部分
これは「ものごとの進め方(生活様式)」を示しています。
(この項目がみんな曖昧な説明していないですね)

その人の習慣や行動が表にどう表れているかです。
人間関係における重要な場面や情報を集め決断を下す場面、他者とかかわりを持つときの言葉や行動の傾向についてです。

J:判断型(ジャッジング)
 ⇒計画的にものごとを進め、効率的に決断を下すことを重視します。

P:知覚型(パーシービング)
 ⇒遭遇した状況に合わせて柔軟的に方法を変えて、臨機応変に対応します。

J(判断型)は、目標を達成するために最善の方法を選択しようと考えます。
「より良い結果=幸せ」なので、よい結果を得るために十分に計画を立てて行動します。目標達成に影響が出そうな要素や無駄は省きたいと考えます。

レストランのコース料理を想像してください。
「幸せな食事」を達成するために提供される順番やその量が計算され、それに従うことで良い結果が得られます。途中のサラダをあまり食べたくなくても、飛ばすことなく出された通りに従うことでデザートを食べ終わったときには高い満足感が得られます。これがJ(判断型)の行動のあり方です。

P(知覚型)は、結果にこだわらず過程を楽しみます。
「楽しい時間が長い=幸せ」なので、おかれた状況に応じてその都度よい選択を取りたいと考えます。計画性よりも即効性を重視するので不確定な要素でも受け入れて楽しもうとします。

バイキングを想像してください。
その瞬間に食べたいものを好きなだけ選べるバイキングでは、完全にその気分に応じて好きな選択を出来ます。食べたことのない珍しい料理を試したり、ときには望む量以上に盛り付けてしまうこともありますが、結果にこだわらずに過程を楽しむので、そのような不確定要素も楽しもうとします。これがP(知覚型)の行動のあり方です。


いかがでしょうか?
今まで何となく曖昧になっていた部分も、ある程度明確になったと思います。

最後にとても重要なことです。

なんとなく知った気になっていたMBTIですが、4つの指標についてそれぞれを何が表しているのかを説明するのは難しいと思います。
(ネットのMBTIの記事でもその指標について詳しく説明できているものはほとんどありませんでした)

具体例を用いることで説明することから逃げているからです。
本質を理解していないとその言葉自体の説明に見せかけて、すぐに例文や具体例を用いてごまかそうとします。


今回で言えば、

「E:外向型 」と「I:内向型」って何ですか?
と言われたときに、

「Eは社交的で感情表現が豊かで、Iは一人でいるのが好きで落ち着いているタイプ」
と答えるのは不適切です。これはそれぞれの性質を具体的に挙げたに過ぎません。正しく言語化が出来ないので、例えや具体例を挙げて説明することから逃げているだけです。

この質問の答えは、
興味関心の向かう方向、が自分自身に向かうか自分以外の周りに向かうかの違いです。
と、まずは端的に本質を説明できなくてはいけません。

もちろんMBTIに関することを他者に説明する機会はほとんどないでしょうから、別にこの説明が出来る必要は全くないのです。自分が分かっていると思っている知識や自分の仕事や得意分野について質問されたときに、逃げずに本質を説明できていますか?という問いかけでした…


最後にコメントを送るフォームがあると思いますが、全体に表示されるもので私は望んでいないので何も書かなくて大丈夫です!

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