波に巻かれても焦らない呼吸法
呼吸の重要性
サーフィンをしている時は、絶対に呼吸を止めないようにする。
呼吸を止めると脳の機能からシャットアウトされるため、冷静な判断力が失われ、視野も狭くなってしまう。
落ち着くから視野が広がり、上手く波に合わせられるようになる。
吸うよりも「吐く」
ダックダイブをする時やトップターンをする時などは、息を吸うよりも吐くことを意識する。
息の吐き方
身体の力を抜いて、喉を開いて、ため息をつくようにして限界まで息を吐き切ろう。また、肛門から引き上げるようにして、自分の身体のどこに空気が残っているのかを意識しながら全て締め出すようにすると、より◎。
息を「吐く」という行為は、かなり意識して行わないと空気が体内に残ったままになる。
筋肉と呼吸
筋肉を柔らかくしたければ、しっかりと酸素を送り込むことが大切。
脳と呼吸
血中酸素濃度が低くなると、脳が「苦しいから早く吸え」と指示を出す。感覚より先に思考で苦しいと思うように出来ている。
息を長くもたせるコツ
何か考えているとそれだけで脳が酸素を使ってしまうので、極力何も考えないようにする。頭の中で出来るだけ大きな数字を思い浮かべて、ただ数えると良い。これは、巻かれた時にも使える。
パニックになるメカニズム
人は、あったものがなくなった時(吸った空気が吐かされた時)と、予期せぬ力を受けた時(その日一番デカい波で巻かれたり)にパニックになる。
最初にわざとワイプアウトすることは、落ち着くために有効。
実践 限界まで息を止めてみよう
一分間で、五秒吸って五秒吐くのを準備として、その後に限界まで息を止めてみる。(血中酸素濃度を上げるため。)この時、細く吸って喉を開いて吐くようにする。
QA
力を抜いて、柔らかく優しくボトムターンを行うために、ボトムターンは息を吸って行う。反対に、トップターンは息を吐きながら行うことでよりパワーを生むようにする。