出世欲ありますか?〜部長は横綱だと言われた話〜
どうも、おまつ@保育職採用担当です。今日は過去の話をしてみたいと思います。
ちなみに、皆さん、出世欲ってありますか?私はもちろんあります。
でも、それは収入を上げたいというよりも、どちらかというと決定権を持ちたいからという方が大きな理由です。なぜ、そう思うのかという話をしたいと思います。
私は前職は通販物流の会社で営業所所長をしていました。
部署は2営業所しかなく、上司は運営部長と営業部長のみ。
物流施設の運営って本当、毎日色んな問題が起こるんですよ。配送ミスとかシステム止まるとか、お客さんのめちゃ無理難題とか。
それに瞬時に対応して、発送すべきものをその日のうちに発送する。今はもっとシステム化されて楽になっていると思いますが、7、8年前は物量とシステムがまだまだ追いついていなかったですね。
トラブル続きの営業所運営の中で、会社として収益も上げないといけない。利益率の悪いクライアントは正直、退出してもらないと採算が合わない。
品質と収益をアップするための判断をくださない部長に、当時の私はもやもやしていました。(今、振り返るときっと部長はかなり悩んでいたはず)
早く諸々決定して、誤配送や配送遅延をなくし、収益改善をするアクションを取らないと、メンバーも疲弊しているし、クライアントも待ってくれず、身が持たない!そう思い、営業部長に、「自分に運営部長をやらせてほしい」と伝えました。
営業部長からの返事は「まぁ待て。部長は横綱と一緒で、そのあとが無くなるから、こんな崖っぷちの状況でなるのは良くない」と言われたんです。
きっと、その時の言葉は私を想っていってくれたんでしょうね。
ギラついていた私は、納得するはずもなく、部長の決裁が降りないなら、勝手にやるわ!となり、クライアントに値上げを通達し、溜まった発送をなくすために人件費を多めに使い、倉庫を整理して、なんとか軌道に載せていくことができました。(もちろん失敗もありました)
この時の仕事の進め方はサラリーマンとしては間違っていたと反省しています。行動の説得や進められない背景を理解して、周囲を味方につけながら動かすのが優秀な人のやり方でしょう。
ひるがえって、今、自分の行動はどうか?と考えた時に、転職して一般職なのでやはり判断がスムーズに進まないことも多いですね。ピラミッド型の組織なので、役職について、どんどん判断をしていきたいなと感じる面もあります。性格上、自分のペースで仕事が進められないというのはストレスを感じるようです。しかし、時折、営業部長に言われた「部長は横綱で、その先がない」という言葉が頭をかすめることがあります。
失敗と成功。その先に、どんな自分の進むべき道を考えていくのか。
それを予想しておくことが、社会人14年目の自分に必要だなと改めて思います。横綱になった人もセカンドキャリアを築いていますからね。
次の道を考えつつ、今と向き合っていきたいと思います。
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