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レッドオーシャンのメンズ脱毛業界で、個人経営のサロンが潰れない、競合に負けない、お客様を離さない営業のために読むべき教科書
『メンズ脱毛は勢いがあると聞いて参入してきたけど、そんな実感がなかなかない…』
『メンズ脱毛で独立したけど、これからも本当に食っていけるの?』
このように不安に思われている、メンズ脱毛サロンの個人経営者の方はきっとかなりの数いらっしゃるのではないかと思われます。
それもそのはず、2023年の今、メンズ脱毛業界はいわゆるレッドオーシャン期を迎えています。
ご存じのように新規参入者は日に日に増えています。
4~5年前までは徒歩5分圏内に1店舗しかなかったメンズ脱毛サロンは、今では3~4店舗に増加。
駅前などの繁華街では大手のメンズ脱毛店がひしめき合い、web上の集客合戦も熾烈を極めています。
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しかしこの一方で、閉業に追い込まれている店舗も同じ数だけあるという事実はご存知でしょうか?
3年間のコロナ禍を経て、多くの個人経営のメンズ脱毛サロンが経営を改善させられないまま憂き目に遭っています。
それもそのはず。
コロナ禍以前のメンズ脱毛業界は「出店すれば稼げる」というドル箱さながらのブルーオーシャンでした。
脱毛や経営に関する基礎知識がほぼゼロでも、「メンズ脱毛サロン」と謳うだけでお客様に困らなかったのです。
コロナ禍に入ってから、他業種で営業自粛を迫られた経営者の方々が、この破竹の勢いのメンズ脱毛業界に注目。
一斉に飛びついては取り急ぎの出店をし、荒稼ぎをしていた時期がありました。
そうやってメンズ脱毛業界全体が拡大に拡大を重ねていき、今ではお客様の取り合い≒利益重視の集客が激化しています。
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こういった業界全体の流れに抗えず、お客様の獲得に困難を極めた個人経営のサロンは、声も上げられずに閉業に追い込まれているのです。
閉業するサロンが増えている一方で、業界の好調さを享受しようと新規参入者もガンガンに増えています。
この新規参入者の途切れない波は、脱毛機各メーカーの思惑もあるようです。
特に2023年の春以降、これまで芸能人やインフルエンサーを起用して宣伝を大きく打ったマシンの他にも、知名度が低かったメーカーや海外のメーカーも売り込みに拍車をかけています。
しかしそういった売り込みの激しいメーカーに限って、
・効果が出ない=毛が抜けない
・問い合わせ対応がずさんすぎる
などのクレームが日に日に増えているという現実も。
ここまでをまとめると、今後のメンズ脱毛業界は、
大手サロンや個人サロン、脱毛機メーカーに至るまで有象無象のビジネスオーナーが今以上に増え、利益重視でカオスな超飽和状態になる
辛辣な言い方ですが、このようになると容易に予測できます。
今調子が良いサロン様にとって、この有象無象は競合ですらない存在でしょう。
しかし、分母が増えることによる集客戦争に巻き込まれることは必至です。
つまりレッドオーシャン期を迎えた今、メンズ脱毛業界ではこれまでの「出店=売上」という方程式はもやは成立し得ない、ということ。
メンズ脱毛や経営に関する正しい知識がなければ、間違いなく倒産への道をひた走ることになる、ということです。
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このような流れに至る中で、メンズ脱毛というサービスを受けるお客様側の認識も今までと比べて大きく変化しました。
2023年の今、脱毛後発組の男性には次のような認識が広まりつつあるということです。
・広告で見せられている料金は実際安くない
・大手だから安心できるわけではない
このような視点、見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
これは2020年以前にはほぼなかった視点。
今後のこのお客様の視点はより厳しくなっていくと予測できます。
なぜなら、
・メンズ脱毛のサロンの軒数
・料金体系が以前よりも煩雑化した
・脱毛マシンの宣伝の激化によるお客様側のマシンの選別方法への理解
これらの理由によってお客様側に「メンズ脱毛は選びにくい」という問題が発生したからです。
レッドオーシャン期真っ只中のお客様は、効果の面よりもコスパや通いやすさをまず重視します。
これは少し乱暴にまとめると、「めんどくさがり屋」の方がとても多い、ということです。
『できるだけ簡単に選べる』
『できるだけお金をかけない』
『できるだけ楽に通える』
『その上でムダ毛を希望通りになくしたい』
このように考えているお客様は、今後はさらに増えていくと予想されます。
これがレッドオーシャン期以前のお客様と圧倒的に違う点で、かつ今後のメンズ脱毛業界の大きな潮流になります。
もちろん、より真剣にご自身のコンプレックスを克服したいと願って、脱毛に踏み切る男性もいらっしゃるでしょう。
しかし、そういう方の大半は2019年頃までのメンズ脱毛の流行が加速した時期にすでに脱毛に手を付けています。
ですので、今後はどんどん少数派になっていくと考えるべきです。
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このように脱毛後発組の男性含め、お客様側の脱毛店を見極める目は非常に肥えてきました。
レッドオーシャン期では、次の項目がお客様の冷静かつ客観的で、厳しい目線で精査されると考えましょう。
・料金的なコスパがいいか
・立地面、予約枠的に通いやすいか
・クチコミはどう評価されているか
・早い段階で効果が出るか
・スタッフの方が接しやすいか
この5つの項目は、この順番に重要視されていると考えられます。
このようにお客様が業界を眺めたとき、『個人サロンなら安心して任せられる!』という認識になるかと言えば、残念ながらそうではありません。
レッドオーシャン期に入った頃からの傾向として、広告をバンバン打っている大手のサロンにお客様の目は奪われがちです。
広告費に限りがある個人サロンでは、この圧倒的な資金の差に太刀打ちできません。
ですので、今お客様がメンズ脱毛サロンを選ぶ最初の選択肢には、必ず大手が入ります。
そこで大手に引っ掛からなかった方だけが個人サロンの選別に参入する、という流れができあがりつつあります。
大手に引っ掛からないというだけで十分に目が肥えています。
それだけ選別の目が厳しいわけですので、個人サロンに対する視点もかなり厳しいものになります。
しかもこの厳しさとは、内情を精査する、というものよりかは労力を限りなく少なくして宝物を掘り当てる、というスタンスのもの。
なので、選ばれる側の個人サロンはお客様の目にいち早くつかなければならなくなったのです。
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この流れが進むことで、個人経営のメンズ脱毛サロンは二極化が今よりもさらに進んでいきます。
お客様の目が肥えることによって、次のような個人サロンはどんどん淘汰されていくことが予想されます。
・見せ方が下手
・レッドオーシャン期のお客様に適した接客ができていない
・効果が出せない
前述したように、レッドオーシャン期のお客様は最初のうちは基本的にコスパ重視。
効果は二の次で探されることが多いです。
重視されるのは効果が出るかどうかよりも、
・探してすぐ見つかるか
・サクっと比較できるか
・自分に必要な情報が載っているか
こういったポイントがチェックされます。
ここで「見せ方」の上手い下手が、集客力の高い低いに関わってきます。
InstagramでもGoogleマップでも見せ方上手とは、
×「サロンが推したい情報」を専門用語で列挙している
○「お客様がサロンを選ぶ際に必要な情報」分かりやすくかみ砕いている
こういうことであると言えます。
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メンズ脱毛業界では、これが意外とできていないサロン様が非常に多いとお見受けしています。
得てして脱毛業界、エステ業界が長い方は、
『ここがすごい!』
『うちの売りはこれ!』
と、強みを全面に押し出しがち。
しかし今、メンズ脱毛レッドオーシャン期のお客様はサロンの売りを重視していません。
それよりも、
「いかに楽」に
「周りよりも安い」サロンを
「探せるかどうか」
を重視しているのです。
このお客様側の検索意図とサロン側の発信動機にギャップがあると、集客力が上がらなくなってしまいます。
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この状況はすでに現れているので、注意が必要です。
このギャップを最大限小さくできているサロン様は、今後はかなり安泰です。
このレッドオーシャン期のお客様にピッタリとついていけているということだからです。
逆にギャップを埋められないサロン様は、今後かなり苦しい状況がずっと続いていきます。
・お客様は何を求めてメンズ脱毛について検索しているか
・どんな情報があれば手を留めて見てくれるのか
・逆にどんな情報だとすぐに見るのを止めて検索に戻ってしまうか
※「読む」ではなく「見る」であることに注意
この「お客様目線への切換え」ができない、あるいは苦手という体質がすっかり染みついているからです。
それでもレッドオーシャン期では、需要が溢れんばかりなので、やり方が合っていなかったとしても、ギリギリ最低限のお客様が来てくださいます。
しかし、何らかのテコ入れをしない限りはそのギリギリ最低限の低空飛行しかできません。
生活できなくはない程度、そして閉業を考えるもお客様がいる分思いきった決断ができない経営状況が続いてしまいます。
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お客様の検索意図とサロン側の発信動機のギャップ、埋めることができるサロン様とそうではないサロン様、この差は大きく二極化していきます。
要は稼げるかどうかの差が天と地に分かれるということ。
そしてこの中間層は存在しなくなると思われます。
今調子が良いサロン様もロジックが身についていないと、ここからの変化に追いつけずすぐにトーンダウンする可能性は多いにあります。
今がどんな状況にあったとしても、手を抜いてしまえばどんどん厳しくなっていくのが現状です。
なので、個人サロンが経営を成り立たせ続けるための負担はこれまでとは全く違う質のものになるのではないかと予想しています。
ではどうしたらこの厳しさMAXなレッドオーシャン期をうまく波乗りできるのでしょうか。
そこで、今メンズ脱毛サロンの経営でお悩みのあなたに質問です。
お客様に満足していただける効果を出すためのメンズ脱毛に関する基礎知識、どのくらい持ち合わせていらっしゃいますか?
また、ご自身のサロンを広め、一人でも多くのお客様にご来店、リピートしていただくための経営のノウハウ、どれだけ学ばれてきたでしょうか?
もし自信を持って「YES」と答えられないようでしたら、厳しいようですがここから経営を改善させることはできません。
正しい基礎知識を身につけない限り、真綿で首を締められるような自転車操業が続き、業界を去る決断を常に迫られることになります。
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では、メンズ脱毛ではもう二度と成功できないのかというと、そういうわけでもありません。
ただ、これまでの流れを把握し、大まかにでもこれから先の流れを予測し、早めに対策を講じる必要が多いにあります。
そこで、このようなメンズ脱毛レッドオーシャン期に翻弄されている個人経営者の方に向けて、
・サロンを潰さない
・競合に負けない
・お客様を離さない
ための基礎知識を徹底的に身につけ、対策を講じていただくために、このnoteができあがりました。
これを読めば、今まで学びから遠ざかっていた方でも、
・どうすれば競合店にお客様を取られないで済むか
・どうすればお客様に何度もリピートしていただけるようになるか
・どうすれば個人差を埋めた効果が最大限発揮できる脱毛ができるのか
・どうすればレッドオーシャン期の中でも利益を増やしていくことができるのか
が手に取るように分かります。
ご紹介が遅くなりましたが、これを書いたミヤキはどんな人物かと言いますと…
・2015年にメンズ脱毛サロン開業
・以降7年半ワンオペで全てのお客様を対応
・2021年は2019年比138%を達成
・YouTubeに投稿したメンズ脱毛解説動画が102万再生突破
このような経歴があります。
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もちろん上には上がいらっしゃいますし、自分の知見が全てではないことは十分承知しています。
とは言え、メンズ脱毛業界に7年半も前に参入し、今現在も現場の最前線で市況を見続け、お客様を含めた業界の流れを分析する能力は経歴の分持ち合わせていると自負しています。
今回の内容はそういった、現場で得た知識と最新のマーケティングのノウハウをハイブリッドした解説になります。
このnoteの内容を簡単にご紹介しておきましょう。
レッドオーシャン期のメンズ脱毛業界での戦い方は、要は「理論武装」です。
正しい知識をベースにして、行動し続けていくことが重要。
ものすごく当たり前のように聞こえるかと思います。
しかし、今経営難に陥っているメンズ脱毛サロンの多くが、実際この正しい知識を持ち合わせておらず、それに則った行動も取れていません。
ですので、要は、今まで以上に収益を上げるための負担が増すわけです。
その負担、すなわち、メンズ脱毛サロンとして成功するために必ずすべき業務内容はどんなものかというと…
①お客様の心理、傾向を熟知した集客
②お客様の目線に立った営業、接客
③最大限分かりやすく少ない手数で申し込める予約システムの手配
④個人差を最小限に抑えるための理論や教育法の習得
⑤利益を上げ続けていくためのビジネス拡大
これくらいは挙げられます。
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③はレッドオーシャン以前には特に必要のないものでした。
①や④今までにも必要とされてきたものですが、今まで以上により緻密で細かな内容がすでに求められています。
これらの5つのことをさらに細分化し、可能な限り分かりやすく飲み込みやすい表現で、このnoteはまとめています。
あくまで「基礎知識」を「分かりやすく」身につけるためのnoteです。
そのため表現に齟齬がある場合、曖昧な場合、不正確な場合があるかと思います。
しかし、基礎をしっかり身につけていただくための表現であることを、ここでぜひともご了承いただき、これをご理解いただいた上で読み進めていっていただければと思います。
※このページでの本noteの販売は終了しました。2024年に編集済みの内容のものを以下のページで販売しています。ご興味のある方はぜひ↓からどうぞ。
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メンズ脱毛サロンの経営に役立つノウハウ5点セットマガジン
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