月経血幹細胞ってどんな活用がある?
月経血幹細胞臨床研究会コラム
月経血幹細胞はどんな疾患への応用が期待されていますか?
2007年にMengらによって最初の報告が行われましたが、
骨髄及び脂肪由来幹細胞と比較しても、月経血は体外に排出されるもので、採取の観点からも
非侵襲的
であることからもさまざまな再生医療への応用が期待されています。
例えば、
肝疾患
糖尿病
脳卒中
筋ジストロフィー
卵巣不全
子宮腔内の癒着
心筋梗塞
アルツハイマー病
肺疾患
皮膚創傷
神経変性疾患
などがあげられます。
名称としても、『月経由来幹細胞』『月経血幹細胞』『子宮内膜幹細胞』『月経血由来の子宮内膜幹細胞』『月経血由来の間葉系幹細胞』といった色々な考え方があり、報告の数としては200本程度あるかと思います。
各名称毎に細かく調べていくともっと多く見つけられるかと思いますので、気になる方は読まれてみると良いかと思います。
細胞を採取するときに伴うような傷がないことは女性にとって大きなメリットですからこれからますます期待される細胞ですね。