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AI検査モデルを作成した後の現場実装方法について🔦

どうも!MENOU広報のkojimaです。

「検査AI MENOU」は、自社製品の検査仕様に合わせた外観検査システムをプログラミング不要のノーコードで開発できますが、製造ラインとの連携もシームレスに行えることをご存じでしょうか。

今回は、入出力信号(IO)を使って製造ラインに組み込む方法をMENOUフォーラムからご紹介します。

これまでの記事をご覧いただき、なんとなく正常と不良を判定するためのAI検査モデルの作成方法についてはイメージが持てたという方は多いのではないでしょうか😊
今回の記事では、検査のアルゴリズムができた後、どのように製造ラインと連携するのか事例をご紹介します。

実際の製造ラインにどう組み込めばいいのか?と気になっている方、必見です。
それでは、早速見ていきましょう!

検査AIの作成&運用の両方ができる1つのシステム🔦

検査モデルを作成した後は、いざ!実際の製造ラインに💪
通常ですと、組み込むためのコーディングが必要なのですが、「検査AI MENOU」にはノーコードでできる設定機能もしっかりと含まれています。

カメラやシャッタートリガーの設定や、IOやPLC制御を介してのコンベアや排出機械への信号設定もプログラミングをすることなく連記が可能です。

それでは、具体的にどうやって製造ラインに組み込むのかという部分の一例をご紹介します!

今回の記事の筆者:ふくおかさん

今回はカスタマーサクセスチームのふくおかさんMENOUフォーラムに公開した記事です。

ふくおかさんに関しては、MENOUのWantedlyにインタビュー記事がありますので、要チェック!
ふくおかさんのハードの設計者として従事していた経験や、現在のカスタマーサクセスでのやりがいなどについて😊

製造ライン組み込み方法

ここからはふくおかさんの記事をMENOUフォーラムより転載します。(一部、補足編集をしています)

「MENOU-TE(検査AI作成ツール)を使って外観検査のアルゴリズム開発はできた。その後、どうやって製造ラインに組み込んだら良いかわからん。」
という方に向けて、MENOU-RN(検査AI運用ツール)とIOボードを使った外部入出力の設計例を提示します。

■やりたいこと
検査対象(サンプル)がコンベア上を流れてくる状況を想定して…
・光電センサを使ってサンプル通過を検知して、画像撮影を開始したい(Input)
・画像解析後のOK/NG判定を使って、パイロットランプに信号出力したい(Output)

■主要部品
IOボード:パソコン使用した信号の入出力を可能にするインターフェース
光電センサ:常時光を出して遮光すると信号出力するセンサ。サンプル通過を検知する
パイロットランプ:画像解析のOK/NG判定の結果を知らせる表示灯
※配線や部品詳細に関しては、参考配線図を参照下さい。

■やること
①、IOボードを含めた設備環境を準備する。(IOボードのドライバインストールも含みます)
設備環境の詳細は、参考配線図を参照。
②、MENOU-TEで作った検査アルゴリズムをファイル出力する(.mtrun)
③、MENOU-RNの設定(②の出力ファイルの読込含む)を行う

■参考配線図

特記事項
・部品は、ワイヤストリップと精密ドライバーのみで配線作業が可能なよう、選定しています。

・フレームグランドや電源2次側V-の接地などの保護接地は配線図に記載されていません。

・本配線図は参考配線図です。部品使用、配線作業、保護接地などにおいて、各自の責任とご判断のもとにご利用下さい。

・IOボードのドライバをPCにインストールする必要があります。製品説明書に沿ってインストールして下さい。

■MENOU-TEからMENOU-RN用ファイル(.mtrun)の出力

■MENOU-RNの設定


いかがでしたでしょうか?

「検査モデルを自分たちで作った後はどうするのか?」
「どうやって組み込むんだろう?」と悩んでいた方も、これで少しイメージできたのではないでしょうか。

MENOUフォーラムでは、他にもこういった便利なTipsや活用例をたくさん紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

それでは、また!👋

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