自分が学んだシケモク理論⑥~PBRとROE編~
ついにこれで最終回となる。
ここまでで、PBRやROEについての理解は深まっただろう。それでは、ここから実践に突入だ。
それでは、今回、ケアネットという会社を参考銘柄として挙げていこう。
ここに決算まとめとPBRの表を貼り付けさせたもらった。
この二つを見比べると、ROEが高くなると、PBRも高くなっていることが分かるだろう。特徴的なのは2020年、2017年、2014年だろうか。
そして、私達投資家はこれらの情報のよって、現在の株価からどれだけ値上がりするのか、また、値下がりするのかを知る必要がある。
それでは紙とペン、もしくはExcelを用意してもらって2つ表を作ってもらおう。
高値PBR表として、縦軸にPBR、今回1~22 横軸にROE、今回5~30
安値PBR表として、縦軸にPBR、今回1~6 横軸にROE、今回5~30
これを作れたら、年度ごとにPBRとROEが交わる場所にドットをつけていく。これを作るとドットが右肩上がりになっていることが分かるだろう。
これが、株価の幅になる。
それでは現在のROEの場合、PBRは高値と安値でどれほどの幅になるだろうか?株価に当てはめると何%上昇する余地があるのか、または下落する余地があるのか、これを知ることができるようになる。
私が2023/03/29に調べた結果だと
現在の株価1084円
最高値目安1568円
最安値目安807円
で、現在の株価から44%上昇する余地と25%下落する余地があると知ることができた。実際の結果を見てみよう。
少し見づらいが、ケアネットの株価は最安値付近である805円でほぼ反発していることが分かっていただけるだろう。
ぜひ、自分では確かめてみてほしい。
このような分析を様々な銘柄で試すことで今まで分からなかった株価の幅を知ることができるようになる。そして、これは投資をする上で損をしない勝ち方ができる方法なのだ。
このシケモク理論を使って、読んでくれた方にはこれからも資産を増やしていってほしい。