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衆議院議員 白石洋一さんとお会いしました!

はじめに

7月4日(日) 9時から衆議院議員の白石洋一さんと西条市にある白石さんの事務所で面会させていただきました。本プロジェクトとして野党第1党の立憲民主党所属の議員さんとの初めての面会になりました。

面会の概要

日時:7月4日 9:00~10:00
場所:白石洋一事務所
面会者:小林美晴・越智真美
ルポ作成者:岡本偉吹・北畑希実

1. 外交政策・安全保障政策において大切にされている理念などがあれば教えてください。

相互依存を高めることだ。そのためにはまず意思疎通が必要だ。
相互依存関係において、どちらかが立場上有利になることは望ましくなく、長い目で見てお互いが相互依存関係を高めるようにしていくべきだ。

2.白石さんは、核兵器廃絶を目指すべきだと思われますか。理由も併せてお聞きしたいです。

核兵器廃絶を目指すべきだ。
核兵器の使用はあまりにも非人道的手段で、あらゆる面で取り返しのつかないことになる。戦争をなくすべきだという前提の下だが、もし、戦争があっても、核兵器の使用はあってはならない。

3. 白石さんは核兵器禁止条約に賛同されていますが、その理由は何ですか。
賛同するにあたり、動機などがありましたら併せてお聞きしたいです。

戦争があったとしても、兵器として核を使わない。これをしようというので、合意するというのは、戦争がない世界へのベーシックな一歩であるから賛同する。

4.日本は核兵器禁止条約に署名・批准すべきだと思われますか。理由もあわせてお聞きしたいです。

日本は署名・批准するべきだ。
日本が署名・批准できていないのは、アメリカの意向が影響している。
アメリカは、「抑止」があるとしても、
主要な国としても自国を狙うかもしれないこと、シミュレーションで自国がやられるかもしれないこと、突然打ち込まれるかもしれないこと、あるいはテロ組織などからの攻撃を恐れているために核兵器禁止条約に対して中途半端な態度になっているのだろう。

まず主要国の中で合意ができてないと実効性がなかなかない。主要国が進まないのであれば、周辺国で核兵器は戦争があったとしても核を兵器として使わないと国際法として認められるようにするためにも日本は参加するべきだと考える。

5.周辺国、日本政府の橋渡しの部分、日本ができる役割をどのようにお考えですか?

武力面で無防備になることができないというのが前提としてある。しかし、核兵器廃絶を目指す方向性に、アメリカが最も大きな影響力をもっているといえる。アメリカが結局見ているのは、日本の近隣の国であり、その国々と相互依存関係をつくっていかなければならない。今は、対話さえもないため、まずは意思疎通から始めないといけない。この国は核兵器を使用することはないという関係を徐々につくっていく方が早いかもしれない。その部分を日本が担っていく。ただ「ガードだけを外せ」は難しい。

6. どのような条件の下であれば日本政府は核兵器禁止条約に入ることができるとお考えですか?

周辺国からの核兵器を使わないことに対して何らかの歩みをすすめる言葉やアクションだ。それをどの程度まで納得するのか。
ある程度安全保障が守られることが分かれば、合意できるだろう。

最後に

以上は主な質問とそれに対する白石さんからの答えを記しています。このほかにも、たくさんの質問をさせていただき、白石さんからご丁寧な回答をいただいています。

詳しくは、YouTubeでご覧ください!

改めて白石洋一さん、お忙しい中面会いただきありがとうございました。

面会を終えての感想

小林美晴:議員との面会が二回目だったということもあり、永江さんの時よりもあまり緊張せずに面会に臨めました。事前にお知らせしていた5つの質問の他にも自分たちが気になった質問をその都度お聞きすることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
白石さんの面会で印象的だったのは「相互依存」というキーワードです。たしかに安全保障において経済的な依存関係や文化的交流がもたらすソフトパワーでは国を守るのには不十分かもしれません。しかし、脅威は脅威しか生まず、気候変動や感染症など人類にとって共通の敵だと言える存在がある中、核兵器で脅しあっている場合ではありません。核兵器を使わずにどう関係を築いていくか、それこそがこれからの外交の在り方になっていくと強く感じました。

越智真美:様々な場面においてグローバル化が一層進むなかで、相互依存性も高まっていると思います。そのため、安全保障のあり方も多様化し、軍事力だけではなく、経済活動やイデオロギーなどの側面が重要であることが分かりました。また、日本という比較的、平和な地域に暮らすからこそ、安全保障のジレンマについても考える必要があると思いました

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