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「議員面会プロジェクトin愛媛」始動!

議員面会プロジェクトin愛媛とは?

皆さんこんにちは。

議員面会プロジェクトin愛媛メンバーの愛媛大学3年小林美晴です。

この度、国会議員と面会し核兵器問題へのスタンスを可視化していくという「議員面会プロジェクト」を愛媛県でも行うことになりました。これまで「カクワカ広島」が広島で、「議員ウォッチ」が長崎で国会議員に対してそれぞれ「核兵器禁止条約」について聞いてきました。
しかし、今後はこれまでとは異なり、5月3日に新しく設立された「KNOW NUKES TOKYO」が責任団体となって、この面会プロジェクト自体が独立したものになりました。

今回愛媛で始まる「議員面会プロジェクトin愛媛」はこうしたこれまでの動きを参考にしつつも、愛媛県として独自に始めるプロジェクトです。

プロジェクトで大切にしたいこと~どうして今”核兵器問題”について議論するのか?~

プロジェクトメンバーとして動いている私たちは全員が被爆地出身であり、高校生の頃から平和活動に携わってきました。
そのため、核兵器廃絶という思いを共有しています。
しかし、議員の方々に面会する際に一番大切にしたいものは

「核兵器廃絶を議員の方々に求めること」


ではなく

「議員の方々に核兵器問題についての考えを聞き、対話をすること」

です。

国会議員は私達市民が選んでいる市民の代表です。
国民の7割が日本の核兵器禁止条約への参加を望んでいる一方で現在核兵器禁止条約に賛同している国会議員は28%しかいません。(議員ウォッチ調べ)
普通に考えれば国民の代表である国会議員も70%が賛同しているはずです。にも関わらず、こうした矛盾が起きているのはなぜでしょうか。

理由はいろいろあると思いますが、国会議員を選んでいるのは市民である以上、単に議員のスタンスを問うだけでなく、私達市民の核兵器問題への意識にも目を向ける必要があると考えています。

まずは市民の意識から変えていかなければならない。
そうでなければ国会議員も変わることはないと思います。

現在愛媛県では現職6名の議員のうち、2名しか自身の立場を明らかにされていません。

ほかの4名の方(今回は3名の方にしかお手紙はお出しできませんが、)がどういう風に考えられているのか、どんな思いをお持ちなのか。

このプロジェクトを通してそういったことをニュートラルな立場で丁寧に伺う機会にしたいと思っています。

なぜ愛媛県でやるのか?

これまで核兵器についての議論は主に広島や長崎、東京で行われてきました。
しかし、核兵器の脅威が高まっていると同時に核兵器の非人道性を私たちに伝えてきてくれた被爆者の高齢化が進む中、この議論をそういった地域のみにとどめてはいけないと考えています。

被爆76年目の今年、国際社会では核兵器禁止条約が発効するなど核兵器廃絶へ確実な一歩を踏み出すことができました。
この流れを崩すことなく、日本全体での核兵器の議論を盛り上げる必要があると思っています。

被爆地でない愛媛県で実施することで、
「核兵器の問題は被爆地だけのものではなく、日本全国の人に関係している」
というメッセージを発することができる。そこに、愛媛でプロジェクトを始める意味があると考えています。そしてこれが今後、愛媛県以外の地域でも同様のムーブメントを進めるきっかけにもなると思っています。

最後に

これから愛媛県選出の現職の議員5名(山本公一さんは療養中のため今回は面会を見送ることになりました。)にお手紙を出します。
その後こちらから個別にお電話をし、具体的な面会の日程を決める予定です。
なお、新型コロナウィルス感染拡大の時期ですので、オンラインでの面会も含めて考えています。

これから「議員面会プロジェクトin愛媛」をどうぞよろしくお願いいたします。

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