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逆に当事者の方がバリア気づかなくない?
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いえーい!!!絶賛鬱で毎日ギリギリのギリギリを生きてるメンヘラ医学生です!!
ほんと気力だけで実習行ってます!!!
さてさて、冒頭の図って皆さん見た事あるでしょうか。まあありがちな図ではある。
先日某所で公平、公正について話し合う機会がありまして、その時思ったことなどをつらつら書いていこうかなって感じの記事です。
公正な社会にするためにはどうしたらいい?ただ支援するだけだと「公平」ではあっても「公正」ではないよね、みたいな話の中で、「皆さんは生きている中で、この図のようなフェンスを感じたことある?」という話になりました。
私は真っ先に双極性障害による症状、具体的には繰り返す抑うつ状態や突如起こる不穏やパニックにより度々思うように学校生活に打ち込めない時、フェンスの存在を感じるなと思いました。
(尚運がいいのか私に話が回ってくる前にグループワークの時間が終わりました。リアルだとまだまだ精神疾患持ちって言えてない人間なので……。)
でもそれってバリアにはなってるのかな?
だってどんなに鬱が酷くても、焦燥感で発狂しそうとも、過換気で全身硬直しようとも、死ぬ気で頑張れば学校は行けるし実習にも参加出来るもん!
何とかやれてる!全然バリアじゃないよね!!
………そうとは言えないんじゃね?
と、このグループワークをしていた時に、初めて思った。
バリアのある状態が、例の図の「目の前にフェンスがある状態」なのであれば、今の私は「腕力だけでギリギリ顔だけ出せている状態」なんじゃないか。
なまじ自力で頑張れているからこそ、少なくとも少し前までの自分は自分の目の前にあるフェンスが見えてなかったし、認めようともしていなかった。
私は配慮とかなくても何とかやれるよ!どんなにどんなに症状が強くても自分で講義や実習を休むことは無い!だから双極性障害という診断こそ下りてるけどハンデにはなってなくて、あれ?じゃあ本当に通院してる意味ある?
ウケるのは、これを考えていた時期は抑うつ気分も意欲低下も自殺念慮もそれなりに強い時期だったこと。
実習は正直集中出来てないし、家での生活はボロボロだし、だんだん朝の「身体の動かせなさ」も悪化してきていた。
でも出来てる事だけ見つめて、「フェンスから顔を出せてる」ということだけ認識して、そのためにどれだけ自分がエネルギーを使っているのか、ということを無視してきた、と思う。
そんな私ですが、数週間前に「このままだとどうしようもないかもしれない」と感じ、とりあえず何か実習上で配慮を受けられないか、と保健管理センターに打診したんですね。
そこからトントン拍子で話は進み、現在2つのことについて配慮を申請している最中です。
ただ、配慮を申請した後も心のどこかで「でも今何とかやれてるのに、その程度の私が申請して良いのだろうか」と不安になってた。
いや、配慮だけじゃない。休養のため保健室を使うこと、相談室で定期的に面談すること、通院して医療費を使うこと。
全部全部、「私程度が使っていいリソースなのかな……?」と不安になる。
でもさあ!よく考えると「腕力だけでフェンスから顔を出す」なんて長期間できないんですよ。いやムキムキだったらわかんないけど。
そんな持続可能じゃない方法で何とかするより、踏み台を重ねて腕力使わずに見れた方が良いし、「公平」ってそういうことなのかもしれない。
腕力だけで顔出せてるなら大丈夫でしょ!って考え方、自分だけに適応してるならまだ問題は小さいと思う。いやまあ自分に適応してる時点でだいぶしんどいけどね
ただ、将来医療職として働く自分がこの思考を持っていて、現に実習の時点でこの思考により患者や症例の問題点を過小評価することがあり、どうにかしなきゃいけない課題なんだろうなと思った次第です。
と同時に、「自力で何とかする力」が大きいと、障壁があっても顕在化しにくい、だからこそ当事者も気づきにくい。
ただ私の場合、度々周りの人(というか相談室の心理士さん)に「無理しないで」「メイさんは我慢できる閾値が高すぎるだけだから」「『我慢』って感覚になった時点で対処していこう」とか言われてきたんですよ。
そう考えると、逆に当事者の方が、第三者よりこういうバリアに気づきにくい、って状況もあるのかなあって思います。
もちろん公平、公正な社会を実現するためには、当事者の意見って必要不可欠だと思うんですよ。第三者だけであーだこーだ考えても押し付けにしかならないし。
ただ、だからといって当事者が声を上げるのを待っているだけでは解決出来ないバリアも沢山存在するんじゃないかなって思います。
私の、当事者側の立場を取れるマイノリティって、せいぜい「精神疾患」と「LGBTQ+」くらい。
それ以外はおおよそマジョリティ側で、環境にも恵まれてて。
でも将来は医療従事者として、おそらく多様なマイノリティや弱者と接することも多くなる。
そして社会を変えていくだけの行動ができるかもしれない環境にもなると思う。
そのときにさあ、当事者から発する声ももちろんのこと、「当事者にとっては当たり前なバリア」についても考慮できるようになりたいよねえ!
そんな余裕が果たして自分にあるのだろうか、という不安はあるけどね。実習だけでメンタルブレブレだし、、、
ということで、目下の目標は「何とか冬休み中に体力回復して休み明けの実習にちゃんと参加できるように準備しておくこと」ですね!!今の体調引きずってたら近い未来そもそも実習行けなくなりそうだからな!!
うんうん!いい感じにポジティブになったぞ!2日あまり眠れてない影響かな😇😇😇
無理しないようにこれからも頑張ります!
それではまた次の記事で(いつになるの?!)
ではでは〜👋👋👋