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悪いお知らせがある

昨日は彼と一日すごく幸せな時間を過ごした。

一緒に料理をしたり、
ご飯を食べながら色々な話をしたり、
「ちゅきちゅきチュッチュッ」の時間があったり…
大好きな彼に、ずっとくっ付いていられた幸せな時間。

そして彼の帰る時間がやってきた。
もっとくっ付いていたいのに、離れないといけない寂しい時間。いつもすごく泣きそうになる時間。

でも今日は、もう少しだけ一緒にいられる。
私は彼の車に一緒に乗り、彼の会社の近くあるカフェに送ってもらった。
夕方から友人に会う予定があったのだが、
なんとその友人は、彼の会社の近くに住んでいるのだ。

友人よ、
そこに住んでいてくれて、本当にありがとう。絶対に引っ越さないでおくれ。

そして友人との楽しい時間を終え、
お店を出た私と友人。
外に出た瞬間、私は絶叫した。
彼が立っていたのだ。

仕事を終えた彼が、会いにきてくれた。

友人と別れた後、彼の会社の前でストーカーごっこをしてから帰ろうと企んでいた私は、とても驚いたのと同時に、
嬉しくて嬉しくて嬉しくて嬉しくて…

「夜ご飯、一緒に食べる?」
友人が帰った後、私は彼に恐る恐る聞いた。

彼と夜ご飯を一緒に食べたい、
そういつも思っているのだが、
私は自分から彼を誘ったことがない。
断られるのが怖いのだ。
自分の存在価値が奥さんより劣るということを認めるのが怖い。

彼は笑顔でOKしてくれた。

やった!
一緒に夜ご飯が食べられる!
これからまた少し、彼と一緒にいられる!

とても嬉しかった。
嬉しくてたまらなかった。
時間が止まって欲しい、
このまま私、死んでもいい、
彼のそばにずっと一緒にいたい。

すごくすごく幸せな夕食の時間を彼と過ごし、心満たされ、幸せな一日が終わった。


そして今朝。
昨夜の幸せの余韻が残り、
朝からルンルンで過ごしていた私。
幸せだなぁ、
昨夜を思い出してはニヤニヤする私。

そんな私の元に、通勤途中の彼から電話が。甘えた声でおはようと言う私に、
「悪いお知らせがある」
という彼。

週末、用事で私の家の方面に来るので、
帰りに少しだけ顔を見にきてくれるという約束をしていたのだが、
その用事に奥さんも一緒に行くことになったらしいのだ。

それを聞いた瞬間、待ち構えたように私の目から涙が溢れてきた。
涙だけでは足らず、
私は声をあげて号泣した。

電話の向こうで無言になる彼。

泣き止まなくちゃ。
早く泣き止まなくちゃ。

それでも涙も声も止まらない。
結局彼が電話を切るまで
泣き止めなかった私。

結局奥さんなんだ。
私じゃなく、奥さんなんだ。

彼にとって、
彼の人生において、
彼のそばにいるのは奥さんなんだ。

私は、彼の人生のどこにも存在しない。

結局私は…


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