【メール文例あり】学会の年会費未納会員への効果的な請求方法と注意点
学会運営において、会員からの年会費は非常に重要な収入源です。
この収入は、学会の活動やサービスを維持・発展させるために使用され、会員への情報提供やネットワーク形成、学会誌の発行、イベントや会議の開催を支える基盤となっています。
しかし、年会費の未納者が発生すると、運営に支障が生じることもあります。
そのため、未納者に対して適切な対応を取ることが学会運営者にとっては欠かせません。ただし、請求の仕方によっては会員との関係が悪化する恐れもあるため、慎重かつ丁寧な対応が必要です。
本記事では、年会費未納者への効果的な対応方法と注意点について詳しく解説します。
1. 請求メールのポイント
敬意と丁寧なトーン
請求メールを送る際には、相手が学会の大切な会員であることを忘れず、丁寧で敬意を持った表現を心がけることが重要です。
会員は学会の活動を支えている一員であり、欠かせない存在です。単なる金銭の請求という形ではなく、今後の学会活動を共に支えるための協力をお願いするというトーンで伝えましょう。
支払い状況の明確な記載
年会費の請求でよくある問題は、会員が自身の支払い状況を正確に把握していないことです。特に、複数年度にわたる未納がある場合や、支払い期日が曖昧になっていることがしばしば見受けられます。
メールには、どの年度の会費が未納で、いくら支払うべきかを明確に記載しましょう。また、既に支払われている場合の対応についても、配慮した表現を加えることが大切です。
支払方法と期限の案内
請求メールには、具体的な支払い方法と支払期限を明示することが必要です。会員が迷わずスムーズに支払いを済ませられるように、振込先の口座情報やオンライン決済のリンクなどをわかりやすく提示しましょう。支払期限を設定することで、受け取った側に緊張感を持たせ、迅速な対応を促すことができます。
連絡先と問い合わせ対応
会員が請求に対して疑問や確認事項がある場合に備えて、必ず学会事務局の連絡先(メールアドレス、電話番号)や問い合わせ対応可能な時間帯を明記しましょう。迅速な問い合わせ体制を整えておくことで、信頼を維持し、未納問題の早期解決に繋がります。
2. 請求メールの例文
以下は、上記のポイントを押さえた年会費未納者に対する請求メールの例文です。
この例文は、状況に応じてカスタマイズしてください。
特に、未納年数や金額、支払い方法などは各学会の実情に合わせて変更が必要です。
3. 支払いが進まない場合の対策
請求メールを送ってもなかなか支払いが行われない場合、以下の段階的なアプローチを検討しましょう。
フォローアップメール
請求メール送信後、一定期間が経過しても支払いが無い場合には、フォローアップメールを送ることが効果的です。
フォローアップメールでは、支払期限を再度伝え、柔らかいトーンで「お支払いが遅れていることにお気づきでしょうか」といった軽いリマインダーとしての内容を心がけましょう。
例文
最終通知
フォローアップメールを送っても支払いが無い場合は、最終通知を送る必要があります。
この際は、少し厳格なトーンに切り替え、支払いがない場合の措置(会員資格の停止など)を明記しましょう。ただし、トーンはできる限り柔らかさを保ち、協力をお願いする姿勢を崩さないことが大切です。
例文
4. まとめ
年会費未納者への対応は、学会運営において重要な業務です。丁寧で敬意を持ったコミュニケーションを心がけながら、支払い状況や方法を明確に伝え、迅速な対応を促す工夫をすることで、学会運営を円滑に進めることができます。
また、フォローアップや最終通知を適切なタイミングで行い、会費未納問題を最小限に抑えることが重要です。
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