たんぱく質と血糖値
血糖値とは血液内のグルコース(ブドウ糖)の数値のことです。
血糖値は食事により変化します。
食後は誰でも血糖値は上がり、下げるためにインスリンというホルモンが分泌されます。
食後、血糖値の変化が激しいのは糖質です。
次にたんぱく質、脂肪です。
糖質が多い食事が続くと、インスリンが過剰にでてしまい、余った糖質を脂肪に変えて細胞に蓄積させてしまいます。
そして、空腹時の糖質の摂取はとても危険です。
血糖値が急激に上がり、急降下する性質があります。
そうなると、血管を傷つけたり、内臓が機能障害を起こし、糖尿病などさまざまな病気を引き起こす要因になってしまいます。
そこで、役に立つのがたんぱく質の血糖値を上げにくいという性質です。
食べる順番で血糖値の上昇は抑えることができます。
米飯の前に肉・魚料理を摂取すると、米飯を先に食べた場合に比べて食後4時間の血糖値の上昇を抑えられるという研究結果があります
そして、たんぱく質に消化・吸収を助ける「タンパク質分解酵素」を含むしょうがやニンニク、大根などを付け合わせにすると、胃腸の負担が軽減されます。
肉や魚料理に、和風ソースや大根おろしなどを添えると、栄養価的にも高まるので良いでしょう。
肉や魚をはじめとしたたんぱく質食材は糖質をほとんど含まないため、血糖値を上げにくく食事の食べ始めや間食におススメです。
また、腹持ちも良いので食べ過ぎ防止にも役立ちます。