ミラドライを受けた話(〜帰宅まで)
はじめまして、こんにちは。らーると申します。昔はニコニコ動画で歌ってみたなどをやっていた底辺歌い手でした。現在はTwitterでだらだらしているアラサー(?)です。
さて、この度初めてnoteに登録し文章を連ねているのはタイトルの通り、
ミラドライ
という施術を令和2年8月7日に受けてきたからです。術後の夜です。眠れないので書いてます。
─ミラドライとは
ミラドライ(英: MiraDry)とは、アメリカの Miramar Labs が2006年に開発し、2011年にアメリカ食品医薬品局 (FDA) の承認を得た、脇の下の多汗症を治療する非侵襲性のマイクロ波を用いた技術の登録商標名。(Wikipediaより)
多汗症の元になるエクリン腺に対して効果のある施術ということです。(腋臭の元のアポクリン汗腺も多少効果が出る)
私は元々ワキガだと思っていたので、給付金ももらえたことだし、保険適用のワキガ手術である「剪除法(皮弁法)」を受けようと考えていました。
そのつもりで病院に行き、カウンセリングを受けたところ私は重度のワキガではなく、多汗からの汗の蓄積で匂いが出ているタイプだと説明を受けました。
そこで、多汗症(+腋臭)に対して効果のあるミラドライを勧められそちらを受けることにしました。
ミラドライは自費なので高いです。私は医療ローンで合計26万ほどの支払いでした。
剪除法の場合、皮膚を切るので術後しばらくは腕を固定して安静にしてなくてはいけません。ミラドライは3日間くらいのダウンタイムで済むそうです。とはいうものの念の為、仕事がお盆休みに入る日に施術を受けることにし、10日以上は休めるようにしました。
カウンセリングを受けたのが6月26日。施術日が8月7日。7月終わり頃になると「そろそろか…」と緊張することが多くなりましたw
そして当日(日付が変わったので昨日)
ついにミラドライ施術の日です。緊張はピーク。施術時間は15時から。事前の説明では3時間ほどかかる場合もある、ということでした。
事前に体験ブログなどを見て、術後血が付くことがあると情報を得ていたのでなるべくゆるっとした汚れが目立たなそうなTシャツを着て行きました。ピッタリしたシャツとかは着ない方が良いです!
受付を済ませたら「お手洗い行きますか?」と聞かれお手洗いへ。3時間かかるとしたら途中で行きたくなったら大変だし。
いよいよ施術室へ。
可愛い看護師さんに巻きバスタオル的なものを渡されて「服を脱いでこれを着てください。下着はストラップを外して下ろして下さい」
なるべく楽な服装で行こうとブラトップを着ていた私「これなんですけど…」「あ、それは脱いだ方が良いですね」
パンツ1枚に巻きタオル姿になり施術台へ。看護師さんが準備を進めてくれます。(脇を拭いたり)
ちなみに制汗剤を付けてましたが問題ないそうです。
そして目にタオルを掛けられ、先生がやって来ました。
「体調は大丈夫ですか?」「体調は良いですが緊張してます」「そうですよね。でもちゃんと確認しながらやるのでリラックスしてて下さい」
そして局所麻酔へ──
まずミラドライを照射する部分のマーキングをしたと思います。(記憶が曖昧)
とにもかくにも
局所麻酔が痛い
その記憶が強すぎる。
①まず沢山の針で一気に刺されるような麻酔を打たれます(これは脱毛の痛みに似てた)。
②次におそらく普通の注射針での麻酔を何ヶ所か。これが痛い。針を刺されるのは大して痛くない。麻酔液が入ってくるのがとにかく痛い!
「ウゥ…痛いですうぅぅぅう〜〜」
「これが1番痛いからね。頑張って。良い感じに出来てますよ!」
先生は優しい。でも痛い。
右側の②までの麻酔が終わると次は左側を同様に麻酔。
もちろん左も痛い
この時右側は看護師さんが何かしていたのですが痛いから何されてるのか把握出来てません。
痛さのあまり足には汗をかき、目尻には涙が滲んでいました。
先生は優しく声をかけてくれながら麻酔してくれます。自分との闘いです。
この局所麻酔がそんなに痛くないと言っていた人もいたので人によるのかもしれません。
左が終わると次は右に最後の麻酔です。
最初の麻酔が効いてきているので多少は痛みがマシでしたがやはり痛かったです。そして左も同様に。
それが終わると遂に施術です。
右側から照射が始まります。謎のヒーリング音のような音が30秒くらい機械から流れ、終わると別の箇所に…という感じでした。
痛みは全くありません。たまに大きな洗濯バサミで挟まれているような感じはありました。
先生は「ピリピリした感じがすることもありますよ〜」と言ってましたが、そういうことは私の場合は全然なかったです。その後看護師さんに変わり、声を掛けてもらいながら施術が続きます。
ずっと腕を上げているので段々肩が痛くなってきました(体が硬い)。
腕の位置を変えさせてもらいながらなんとか右の照射が完了です。30〜40分くらいでしょうか。
軟膏を塗りガーゼを付けられ腕を下ろしてアイスパックを挟みます。
先生が戻ってきて左脇の照射が始まりました。
こちらも右側同様挟まれる感じだけで痛みはなし。そしてまたある程度終わったところで看護師さんに変わりました。
(そういえば先生がいる間目隠しされてたから先生の姿を見ていないな…?)
途中で施術後の注意などの説明を受けました。渡された紙に書かれているものと同じ内容でした。
・しばらくはシャワー浴のみ・施術箇所はボディーソープや石鹸で優しく洗う(術後3日間は1日2回洗って薬を塗る)・運動はダメ・アイスパックで1時間に1回、15〜20分冷やす
と言うような感じ。
そんな説明を受けたり質問をしたりしていたら左脇も完了。ガウンを着て別室に移動し、左脇に塗り薬とガーゼを貼ってもらいました。
会計を待つ間に冷やしてください、と言われましたが一瞬で呼ばれてしまったので終わってからしばらく待合室で冷やしてました。
自費だからかお金はかからず、薬をもらうだけでした。アイスパックを渡され、薬は抗生物質と痛み止め、胃薬、塗り薬をもらいました。
その後病院を後にし、少し日が落ちた中駅に向かいます。まだ麻酔が効いているので痛みはあまりありませんが、肩から二の腕あたりがとてもだるかったです。念の為アイスパックを脇に挟みながら帰りました。感覚があまりないので時々落としました。
痛み止めを飲んでおこうかな〜と考えつつ好物のチーズティーをタピオカ入りで購入。
結局帰路では痛み止めは飲みませんでした。
家に着いたのが18時半頃。帰宅後すぐに痛み止めを飲みました。
だるいし疲れていたのでベッドでだらだらしていると、19時半を過ぎた頃から左脇に刺すような痛みが出始めました。
ここから痛みとの長い闘いが始まります──
(続く)