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咳をしても一人

風邪からのおそらく二次感染でたぶん急性気管支炎を起こしていて(医者って病名言わないよね〜)、思ったこと。

0.咳をしても1人を急に思い出す

「咳をしても1人」
俳人:尾崎放哉(おざきほうさい 1885年~1926年)の代表作。らしい。
この句を、学校で習ったのかなんだったか、とにかく俳句とかの解釈はとても苦手だったのでむしろ好きじゃないんだけど、印象に残ってたのか覚えていた句。

咳って、副交感神経が優位になる夜から明け方がどうしてもひどくなるのです。
4日前の夜に急に38度台の熱を出して、日曜の朝にやっと解熱して(ちなみに流行りのあれこれは陰性)もうその時点でヘロヘロなのに、そこから咳地獄で眠れないわけです。

夜中に思うの、今なら、「咳をしても1人」の意味を解釈できる!絶対できる!って。
そう思って、眠れない暇つぶしにちょっとだけ、記事をいくつか読んでみた。

1.尾崎放哉って人

超エリートだったのに酒でキャリア潰した系人種であることが判明。
しかも記事によると相当に酒癖が悪い。
奥さんはいたっぽいけど離縁。
大好きな自由律俳句だけは捨てられなかった人生、と、ある。
で、確か、咳をして1人は、死ぬ3ヶ月前だかに読んだ句。
ちなみに死因に関してはこの記事面白かったから置いときます。

一人だから何?っていう書き方、すき。
強気で。

2.咳をしても1人で辛かったかどうか

一般的な解釈としては、酒癖悪くて疎まれたりしていたっぽく、孤独だった。また極貧だった。とあるので、そりゃあ凄まじく辛かったんだろう。

私はこの眠れない夜中を、くだらない駄文をnoteに書いてるし、まず大前提として医者に行って薬をもらって、迷惑がかからない範囲で友達にLINEしてみたりSNSにむりーとか書いてみたり、YouTubeで延々8番出口の実況プレイを観たり、怖い話のプレイリスト再生してみたり、アプリで読める漫画読み尽くしてみたりしてるわけ。
しかも、時間はかかっても長期スパンで見れば治るってのがわかっているわけ。
使えるもの全部使って耐久してるわけ。
でも辛いわけ。

でもさ、この尾崎さんの時代は。
医療も食べ物も娯楽も今よりは未発展で、しかも極貧。
「咳をしても1人」の病気で亡くなっちゃってるのよ。
辛さレベチ。辛すぎる。。

…って思ったけど、

この辺まで考えたところで、
辛かったのかな⁇
自分の、好きなことやって生きて何が悪い!みたいな生き方、後悔したのかな。
もちろん病状は辛かったと思う。
それはもう、たかが風邪をこじらせて気管支炎で咳で眠れなかったり、咳で嘔吐してしまうぐらいでも辛すぎるから、死ぬような病気だったならレベチで辛かったと思う。

でも、何かを後悔したり、病状が辛すぎてもう生きてるのしんどいって思ったかどうかは、直接尾崎に聞かなきゃわかんないなと、思いました。
会えるなら、咳をしても1人だからどう思ったか聞いてみたい。

おまけ

記事読み漁ってて好きなアーティストの一つ、ヨルシカさんの歌が尾崎引用をしていると知り、詩人だなと思いました。

はやく元気になってカラオケ行きたい。
書いてるうちにだんだん眠くなってきて、集中したのか咳おさまってきたので尾崎に感謝して寝ます。

ここまでの駄文を読まれた方、時節柄ご自愛くださいませ。

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