M-1 決勝戦2024 感想②
感想①はこちら
④マユリカ
面白かった!!!
ただただ順番が悪かったかな〜という感じ。
トップからの3組のコンビがボケ数がすごく多いコンビばかりだったので、
あれ?もう終わり??感が否めなかった。
すごく面白かったんですけどね。
あとは、うんこサンドイッチが強烈すぎて、後半につれて失速していった感も出てしまった気がする。
(これは敗者復活の狂人形でチャキ姐にも通づるけど)笑
みなさん仰ってたけど、阪本さんの平場の『大急ぎで負けに来たんですか』がいちばん面白かった。笑
なんというか、売れてる芸人の余裕、って感じだった。笑
最近のM-1はあの短時間の平場でも爪痕というか、ひと笑い取らなければならなくて大変だなぁ…。
⑤ダイタク
何もかもが綺麗過ぎましたね。
もうなんだ、双子だからせりあがりからめちゃくちゃかっこよかった。笑
ネタ終わった瞬間に思わず『キレーイ!!』とかって、クリスマスのイルミネーション見たんかみたいな声出ました。
この感想はあくまでも素人の素人による素人のための感想なので
あくまでもお茶の間視聴者目線で書いていくんですが、
つかみでダイさんが『何かが始まりそう』って言ったのはなかった方が良かったかな〜と。
多分令和ロマンからのつかみの流れでの発言だと思うんですけど、
マユリカがそこを一回断ち切ってますからね。
後は、やはり初めての決勝で緊張されてたのか、若干スピードが早めな気がしました。
なんというか、いつしかのオズワルド(多分敗者復活の時の)みたいな感じというか…
聞き取るだけで精一杯、てかんじというか。
面白いこと言ってるのに何故か頭にスッと入ってこないというか…
言語化難しいんですけど。
あとは、すごく綺麗な、きっちり交互の、分かりやすい型のある漫才なので、
どうしても一個一個のワードの重みが簡単に測られてしまうという現象が起きていたように思う。
要はひとしきりの流れが終わった後の締めの一言が弱かった気がする。
(ツムツムとか、AT限定とか)
これは、別にダイタクが悪いというわけではなく、
石田さんがマユリカの時に言ってたけど、重めのボケのコンビが続いてしまったがための現象というか。
真空ジェシカ、マユリカと、ワードがつよつよなコンビが続いた後なので、
普通のボケというかワードがなんだか弱く感じる、という。
あっつい50度くらいのお湯ずっと浸かってたから39度くらいの普通のお湯なんかぬるく感じる、みたいな。(分かりにくかったらすいません笑)
だから、漫才が進めば進むほどなんだか失速してしまった感じがして、
まぁいわゆる『展開』ってやつがもっとあれば、という感じでした。
(交互型漫才には笑い飯やミルクボーイといった強豪コンビもいたので余計無意識に比べられてしまったんかなぁ…)
しかし、あれはあれですごく完成された綺麗な漫才だったので、あれで良かったとも思います。
そう思うと、M-1のボケのパンチ力の平均がとてつもなく上がってて恐ろしいですね。
とにもかくにも、ダイタクさん、本当にお疲れ様でした!!
⑥ジョックロック
初見です。
いやー、緊張が!!笑
ここまでつかみというか、漫才の入りが堂に入ってるベテラン漫才師ばかりだったので、
最初の喋り出しがめちゃくちゃ固く感じた。笑
素人目にも『あ〜…緊張してはんなぁ…!』という感じというか。
そうすると、こっちも構えちゃうというか、やっぱつかみって大事やな〜!と。
初出場の時の令和ロマンはそれでいうと恐ろしいですよね。
すごいびっくりするくらい我々の心をしっかり鷲掴んでから、漫才に入りましたもんね。
後は、マイナンバーカードがドカーンと行き過ぎて、それ以降のボケが弱く感じてしまったかなぁ…
裏拍のあたりもめちゃめちゃおもろかったんですけどね。笑
ツッコミをきっちり効かせる系漫才は、それこそ一発一発のパンチ力が強くないと
なんだかすべった感が出てしまう。
そういう意味でいうと、江戸っ子の件とか、アップルウォッチの件とか少し弱く感じたかなぁ…
後、ほんと烏滸がましいんですけど、オチもなんとなく読めてしまったかなぁ〜!という…
素人でも読めてしまう時間をたっぷり与えてしまった、というべきか…
答えはカラーコーディネーター検定でしたが、色彩検定か、アンミカかどっちかかな〜と思いながら見てしまった。
まぁでもまだ2年目(!)ですもんね。
コンビ組み直しとかもあるとは思いますが、2年目であの仕上がりって怖過ぎますよね。
レベル高過ぎやろ。
⑦バッテリィズ
昨年の敗者復活で初見だったんですが、その時はそれほど印象にも残っていなかったんですよね〜。
(去年の敗者復活の感想はこちら)
去年の私、エースさんの顔が怖いって言ってた。笑
でもなんだろ、同じおバカキャラでもなんというか、よくいる輩系バカというか、
(ぺこぱのシュウペイさんや、モグライダーのともしげさん系ではなく)
常識も知識も何も無いけど熱い心だけはあるバカという意味では、
顔が怖いのもリアリティあり過ぎて逆に良いのかもと。笑
そしてそういう系バカを『ネタにする』ということは、そこを客観的にみて面白く出来る常識も知性もあるということで
そこに面白みがありますよね。
(ネタはエースさんが作ってるのか寺家さんが作ってるのか分かりませんが)
いわゆる『難しいこと何も考えずに笑える系漫才』でしたね。
視聴者が思ってることをスパーン!と面白い言い回しで言ってくれることの気持ちよさ、というか。
そして驚くことに、寺家さんは全くボケてもつっこんでもいないという。笑
ただただ難しい話して、エースさんが思いの丈をデカい声で言ってるだけ、というネタでこんなにも笑いが取れるのか…!という純粋な驚き!!
(まぁでもミルクボーイとかもそうか)
ぺこぱやミルクボーイがいった時も思いましたが、漫才ばかりを立て続けに見て疲れ切った脳にこういう系漫才は心地いいんですよね。単純に。
ずっと見ときたいな〜と思わせるというか。
凡人に優しい漫才というか。笑
万人にウケるネタでした。
まぁでも全ワードハマってたし、盛り上がりがすごかったですね。
こっからはもう好みの問題になってくるけど、
私は真空ジェシカや後述するエバースの方が好きかなぁ〜という感じでした。
自分が思ってるよりハネたな、というか…
長くなってきたので続きます。
(なんとか今日中に書き上げたい…!)