見出し画像

M-1グランプリ 最終決戦 感想

これまでの感想はこちら
感想①
感想②
感想③


①真空ジェシカ

いや、獲ったと思ったよ!!!!???!?!?

なんで!?!?
まじでなんで逆にあれが優勝じゃないの!?!?
もうさ、ネタの作り方が、漫才を作りきったひとのそれなのよ。
そりゃ笑いの量とかだと令和ロマンだったかもしれない。
でも、これまでのM-1は『観たことのない漫才』をとても高く評価してきた。
今、私も個人的にモヤモヤしている件なので松ちゃんの名前を安易に出したくないのだけど、
でも松ちゃんだったら真空ジェシカに入れてたと思う。
麒麟の小説風漫才を高く評価してくれたように。

設定も見たことも聞いたこともないし、
いつもの真空ジェシカらしいボケやツッコミも入っていたし
(最後神様みたいになってたよ?→いやそれは信じる神様によるけどのくだりとか)
なんと言ってもあの『間』だけであそこまで笑い取るの凄すぎるやろ!!
2人の表情も秀逸だし!
いや〜あれは確実にM-1至上に刻まれる伝説のネタだった!!
最高過ぎた!!!天才!!大好き!!
後、つかみのミキティのアンサーギャグからもう大好きでした!笑


②令和ロマン

うん…うんまいのよ…もうさ…
なんつーか、真空ジェシカが天性の奇才なら、
令和ロマンは冷静な秀才、というか…
うん、分かるよ。めちゃくちゃ面白かったよ。
最初から最後までずっと面白かった。
真空ジェシカのアンジェラアキも見えたし(むしろなんであれあんなに見えるんだよ笑)
令和ロマンの熊猿も2.5次元のヤツらも見えた。
なんだろうなー。
ほんっとうに上手いよなぁ。
熊猿とか、石僧とか面白ワード散りばめてるのも策士だよなぁ。
なんか、真空ジェシカん時のテンションと違い過ぎて申し訳ないんですが、
なんか、なんだろう。

去年は、くるまさんが『自分たちが優勝できなくてもM-1が盛り上がればそれでいい』みたいな考え方すごく素敵だと思ったし、カッコいいなと思ったんですよね。
でも、今年、本当に令和ロマンが2連続チャンピオンになって、
それほど盛り上がっていない自分に気づいて。
そもそも、M-1ってそんな一個人が盛り上がりを左右できるもんなのか?って。
むしろそんなことになったら大会自体が終わりじゃないか?と。
何が起こるか分からないから面白いのであり、
予測できないからこそ盛り上がる。

確かに、令和ロマンがトップバッターからの盛り上がりはものすごかった。
ものすごかったし、私自身、テレビの前で絶叫した。
だけど、正直、ブラックマヨネーズが、ミルクボーイが優勝した時ほどの感動は無くて。
無名のコンビが優勝するだけが全てじゃないし、
審査員が審査して優勝した人達にとやかく言う気は一切ない。
それでも、なんか、なんだかスンとなってしまった自分がいて。
果たして本当に純粋にネタの精度だけで評価されたのだろうか?と。
番組的に面白いから、とか、トップバッターの盛り上がりとかも加味されてたのでは?と。
推しが優勝しなかった嫌味に聞こえるかもしれないけど
令和ロマンも大好きなことを鑑みた上でも。

そもそも、くるまさんは少し手の内を明かし過ぎな気がする。
なんちゅーか、こう来たらこう、とか、トップならこのネタ、この年齢層ならこのネタとか
分析されると冷めるというか…
純粋に『おもしれー!!』って笑えなくなるというか。
(まぁこんなに長々と感想書いてるヤツが言うのもなんですが)
そういうの、『観る側』には明かさないでほしいなーっていうのが本音で。
その方がかっこいいのになと。
まぁ、これも一種の好き嫌いなのかもしれません。
なので、私は何聞かれてもまともに答えない川北さんや川原さん(天竺鼠)が好きです。笑

時代なんかなぁ…。
俺の知ってるM-1じゃない感がすごかった。今年は。

もんのすごく長くなってしまった。笑
でもむしろここを書きたかった。


③バッテリィズ

いやー、面白かったですね!
相手が猛者たちじゃなければいってた!
崩れ落ちるところもよかった!!笑
ただ、見返してみると、古墳に行き着くまでがそんなにウケてなかった気がするので、
客の何割かはピンと来てなかったのでは…?と。
(大阪の世界遺産やったからなのか…?)
お客さんと寺家さんだけが分かってるみたいな空気を楽しむ時間があったけど、
そこを全員は楽しめてなかった気がした。

あと、なんか短く感じた。
令和ロマンのネタが盛り沢山過ぎたからかな?

まぁでもこの大会で1番世界が変わったのは完全にバッテリィズでしょうね。
(というかエースさんね。笑)
オードリーが出てきた時を思い出した。


何はともあれ、令和ロマン、2連続優勝おめでとうございました!!!!

いいなと思ったら応援しよう!