2025/1/7 ロック大陸漫遊記/チャレンジャーズ
ロック大陸漫遊記
スピッツの草野マサムネ氏のラジオ、ロック大陸漫遊記を聴きながら仕事した。はじまりに関する楽曲特集ということでPeople In The Boxのはじまりの国が紹介されていた。改めて聴くとかっこええ曲やな~(陣内智則)。ジャキついたギターが意外と似合うでおなじみ波多野はん。
チャレンジャーズ
を観た。
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う~~~んすまん、好きじゃねえ!
怪我で引退を余儀なくされた天才テニスプレーヤーのゼンデイヤが、私を巡って取り合いをする男プレーヤー二人と織りなすドロドロ恋愛活劇……に見えるが、その実やんわりとしたBLでもある。男二人の距離感はやたら近いしやたら汗やシャワーで濡れているしやたらエロく微笑んでいる。二人によるラストバウトでは、過剰なまでの喘ぎ声とともにラケットで打ち返されるボール。どちらも攻めであり受けであると言わんばかりの応酬。これがセックスじゃなければなんと呼ぶのか僕は知らなかった(腐女子の米津玄師)。つまり、ゼンデイヤが男同士のセックス(のメタファー)を、高ぶりながら鑑賞しているだけの映画ともいえる。ふざけて言ってるんじゃないですよこれ。
試合のカメラワークなんかも面白いな~とは思いつつもやはり最後までハマりきれない。しつこいほどネッチョリと挿入されるスローなカットや、エレクトロなドラムンベース風の劇伴もやたらしつこくてちょっとシャバい。あと何より、登場人物の誰一人共感できなかった。お前ら、何なんだ!と言いたくなる映画だった。