2024/9/1 眠眠不破/休日勤務/瓜を破る
9月にさえなれば全て笑える気がしたんだよね。
眠眠不破
風邪薬を飲んでダラダラしてたんだけど、毎回眠気の副作用が凄くて、3時間ほど惰眠を貪ってしまった。花粉症の薬もだが、鼻づまり解消系の薬って眠気が誘発されるものが多いのはなぜなんだろう。今日みたいな予定のない日はいいけど、運転する日とかは絶対飲んじゃダメなくらい眠くなる。まぁ風邪引いてるなら運転すなという話だけども。
休日勤務
といいつつ家で軽く仕事もした。何気に休日に働くのは初めてかもしれん。しっかり勤怠申請はします。
瓜を破る
という漫画が途中まで無料公開されていたので読んでみた。
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ウェブ上でやたら広告に出てきていた漫画。32歳OLで処女であることをコンプレックスに感じている主人公が初めてのセックスに至るまでの話……かと思いきや、そういう単純なエロ売りじゃなかった。
まず性交渉が未体験のまま年齢を重ねこじれていく描写が中々リアルだと思った。男女関係なく、他者との触れ合いがなさすぎるがゆえの過度な神聖視とか、「みんな平気な顔してそんなことやってるの!?」と感じてしまうやつなんかの描き方が絶妙。
あとなにより、アダルト向け漫画かと思いきや自己の見つめ直しとか、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」的な現代社会における労働体制が孕む病理みたいなものにも少し踏み込んでいて普通に感情移入しちゃった。「あるよな、こういうの」なシチュエーションが意外にもどんどん出てくる。
そして、会社員の描写がかなりしっかりしていた。昨日の日記でも書いたことだけど、アニメやらドラマでサラリーマンの描写が甘いとかなり萎える節がある。スーツのジャケットのボタンを全締めしてたり、お茶くみ要員の女性社員がいたりするともうダメ。それに比べてこの作品は、仕事の描写はもちろん、ランチのような細かいシーンまで抜かりがなかった。ランチタイムにはオフィス付近にキッチンカーが来るという、意外と描かれないあるあるがあって感動した(原作者は元会社員とかなのかな)。岸辺露伴も蜘蛛の死骸を舐めて味を確かめることで漫画のリアリティに繋げられるって言ってたじゃないですか。そういう細かさが作品に説得力を付随させる。
会社員がどうとか書いてたら明日が憂鬱になってきたのでこの辺で。