2024/9/28 法事による帰省Day2
法事による帰省Day2
2日目はまずセルフ聖地巡礼と称し高校に行ってみた。県内でも有数のスポーツ校である我が母校は、土曜でも野球部がグラウンドを所狭しとひしめき合っており、その一角のさらに隅っこに弓道場がある。基本的に皆礼儀正しいので、OBらしき人物が入ってくると普段は帽子を外し「こんにちは!!」と挨拶をしてくる。ほっほっ、殊勝殊勝と返す用意をしていると、素振り練習をしている部員たちがこちらを見るなり(…………?)という表情を見せる。本当に、「キョトン」の凡例かと思うほどだった。
それもそのはず、こちらはロン毛に青サングラス全身黒シースルートップス野郎であり、こんなやつは下北にこそ大量発生しているものの、こんな片田舎には一切存在が確認されておらず、見つけ次第何かしらの公共機関に通報されて然るべきであるからだ。結果的に誰からも話しかけられず、さながら十戒のように人の門が開く。
弓道場に到着すると、現在コーチを担当している友人を捕まえることができたが、僕が所属していたときの前コーチが僕を見るなり、「浮浪者?」と尋ねる(仮にそうだとして、「そうです」と返すものだろうか)。現役高校生たちの「…誰?」「不審者とかじゃないよね…?」の目線が中々辛い。昨今は凄惨な事件も少なくないし、そうした警戒心は持つに越したことはない。だが、目の前のチンピラの下っ端みたいな男はほんの15年ほど前までそこに立っていたんやで?と思ったが15年という年月のあまりのあまりさに膝から崩れ落ちたが、肘で立ち上がった。俺は強いのだ。
その後は復興中の首里城に行ったり家族と合流して居酒屋に行くなどした。もう長いのでこの辺にしときます。