2025/1/4 弦/夜明けのすべて

新年一発目のギタースクールに行った。あけおめです~言うと「明日で休み終わりだね(笑)」と言われる。そんなこと言わんでよ……。弦交換もするつもりが、確認してもらったところそんなに消耗していないらしかったのでとりあえずそのままということになった。そんなに使ってないのがバレたか。

夜明けのすべて

を観た。

U-NEXTのポイントが余っていたのでレンタル料金で鑑賞したのだけど、ネトフリでは追加料金なしで観れるらしい。クソッ!!

2024年のベストに挙げる人も多いともあって、めちゃくちゃ素晴らしかった。やっぱり僕は人間同士の対話を諦めない作品が本当に好きだ。

PMS(月経前症候群)に苦しむ上白石萌音と、パニック障害を患っている松村北斗を中心としたヒューマンドラマ。人には人の地獄があることを示す作品は最近特によく見かけるけど、その描き方が白眉でしかない。

好きなシーンはもう全部なんだけど、特に好きなのが、二人がお互いの病気を茶化し合うところだ。自分でもアンコントローラブルな病を抱えていて、他者からの無理解に晒された生活を送ってきているからか、打ち解け始めた中盤で、「パニック障害も発作起きたら病気のせいにできるじゃんね(笑)」「PMSだからって好き放題言っていいわけじゃないすからね(笑)」などと、傍から見たら最恐にセンシティブな物言いをし合う。その言い合いが、二人にしか許されない聖域でありつつ、どこかすぐそばにいるような親近感を感じさせる。

クライマックスのプラネタリウムのシーンなんかも良すぎる。ほぼブル―ジャイアントですよあれ。

ホールドオーバーズとかもだけど名作映画って僕なんかが言葉にすればするほど陳腐に伝わりそうで嫌だな。観てくれ、たのむから。よろしくお願いいたします。

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