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家を建てる③
某月某日、我が家にもとうとう大工さんがきてくれることとなった。
早く直して、シート生活から解放されたいっ!
家の周りに足場がかけられていく。
建築屋さんは、近隣住人に挨拶に回ってくれていた。
大工さんが、脚立に乗って天井の一部分を切り取り、中に入っていった。
行った?あれっ?戻ってきた…。どうした?どうした?おいおいおい
「天井裏に日が差してるね」
…????どいうこと?
よくよく説明を聞くと、強風に煽られて屋根が全体的に持ち上がり完全に隙間が空いているとのこと。
直してもいいが、これだけの年数が経っている家で、元に戻ることはないし、今度もし同じような台風が来たときにはそこから雨が入って壁に水が入り込めば致命的であると。
…ほぉ。で?
今日は、日が差し込んでいるところにパテをしてみる。
ホンマに直すか考えてみたらどうやろ?これはちょいとひどいよ。…と。
と言うことで、1時間ほどで大工仕事終了。
この時もまだなぁんも考えていなかった。
数日経ったある日。母から
「あんた…建て直すか?」
と言われる。
えっ?えっ?えーっっっ!
家を建てるなんぞ全く思っていなかった。いや。建て直して欲しいなぁとは思ってはいたが、あくまでも家族の誰かが建て直してくれるだろうと。
自分が主役の家なんぞこれっぽちも思ったことがない。
でも、せっかく下りてきた保険金を無駄に使うよりもそれを頭金にしたほうが断然いい!
ってことで、突如降って沸いたような新築計画!
足場は一旦そのままで(笑)
その年のGWは住宅展示場に張り付くこととなった。って元々兄貴がエースホームだからエースホームで建てることは決定していたのだけれど、ほら、間取りとかね。そう言うのを簡単にみてみようと言うことで行ったつもりが、住宅展示場の恐ろしさをまざまざと思い知らされた(笑)
まず持って離してくれない。
一社なんかローテーショントークかっ!ってくらい従業員がコロコロかわっていって、最終ラスボスに2時間足止めをくらい、延々話を聞かされて、帰りにタブレットまで持たされた。(返しにいく時がなかなか辛い)
間取りは…一切見ていない。
次は、間取りを見せてもらいながら、話をしていくと気付けば年収だのなんだのの話に自然となっており、ワタシが家に帰る前にはその営業担当が我が家を見ていったらしく、次の日には図面が上がってきた。
さすが、大手!「はーい!」って呑気に挨拶しているのは、CMの中だけだった。
もう一社は、フローリングに胡桃の木を使用しており、床暖房なんぞ入れていないのに、木の温もりが感じられ、幸せな気分になった。元々我が家も建材店を営んでいたので、その辺りはよくわかる。
ここで建てたいなぁと唯一思ったところだった。
そんなこんなで6社くらい回ったなぁ。
その後の電話責め、訪問責めに申し訳なく感じながらもやはりエースホームにお願いした。
間取りを話し合った。
ただ、エースさんのモデルハウスをちょうど2件みることができていたので、社長さんたちのセンスの良さもよくわかった。
家を建てるなら、ネットよりも絶対モデルハウスに行くことをオススメする。
ワタシからの要求は、
吹き抜けにしてシーリングファンつけて
セカンドリビングが欲しい
エースホームは、「耐震性」「省エネ」「耐久性」が搭載された、超抑震、高断熱の家とある。
モデルハウスを見せてもらって一番感動したのは、エアコン一台の稼働でお家全体が快適な気温に保たれていることだった。
なんてエコ!!
サッシは全てトリプルガラスが標準だった(全てのエースホームがトリプルではないところもあるそうな)ので、静かだし、快適だし、言うことなしだった。
元々の家は築40年以上経っており、燃料費は冬になると10万くらいかかっていた。
「その金額でローン返せますやん」
と言われ、いよいよ踏ん切りがついた。
初めは小さい家でいいと思っていたのに、あーだこーだと言っている間にそれなりの大きさになっていった。
でもまぁ…一生に一回立てられるかどうかわからないものだ、頑張ろう!
ってワタシが頑張ったのはここまで(笑)
ローンの手続きまでだ(つづく)