【ドラゴンボール超　スーパーヒーロー】「ドラゴンボール"らしさ"が詰まった最高傑作！！！」

・ドラゴンボール新劇場版シリーズ第4作目『ドラゴンボール超　スーパーヒーロー』を鑑賞。まーじで舐めてた…最高傑作とも言えた前作ブロリーを超えるのは無理だと思っていたのだが、余裕でハードルを飛び越えられた。個人的な映画単体のストーリーとしては前作の方が好きであったが、ドラゴンボールという原作を踏まえた作品として今作はベストオブベストな内容であった。

・原作のドラゴンボールらしいシリアスとギャグが絡みあったゆるくてアツいノリの数々。ドラゴンボールという世界観が積み上げて来た物の昇華としてかなり気持ちの良い最高の映画が本作だ。

・本編ほぼ3Dという事もありどうなるか不安でしたが、圧倒的なモデルのクオリティと戦闘シーンの連続には文句のつけようが一つも無い。むしろ作画に破綻がない為、よりドラゴンボールらしく感じられる素晴らしい魅力に満ちていた。

・兎も角ストーリー展開が滅茶苦茶アツい。スポットライトをピッコロと悟飯という師弟コンビに当てて、ファンが見たい内容を全力で描いてくれたのだからまあ言葉も出ない。特に終盤の展開、あれを見た瞬間この映画は本当に神だと確信させられたよ…。

・正直な所、神と神や復活のFは雑多な劇場版感が否めなく大きく褒められた作品では無かったと思います。その点ブロリーは打って変わった本気の作品で驚愕し、またこのスーパーヒーローではそれを上回る本気の作品っぷりに痺れるばかりです。マジで面白い作品、マジで面白いアニメ映画を撮ってやるという製作陣の気概が作品から満ち満ちているのが本当に凄い。今更ドラゴンボールなんて…と思わずに多くの人に是非見て欲しい映画だ。

・この調子で有れば恐らく今後も映画シリーズは継続するだろう(原作であるドラゴンボール超も未だ連載中ですし)。ここまでクオリティの高い2作品が続くと不安になる一方なのは否定出来ないが、取り敢えずこの熱量を保ったまま新しい劇場版を作り続けて欲しいと神龍に願う他無い。