日記210130

【夢】退職前の職場で仕事をしている。患者の薬を管理する封筒に、少し苦手意識があった先輩の字で調剤指示が書いてある。大きくてギスギスと尖った文字から、先輩のキンキンと大きかった声が聞こえるようだ。今日の患者は毎日腸のどこかしらに穴が開き、固形物が一切とれないので錠剤を全て粉砕して欲しいという指示だった。そんな苦しい人生を想像しただけでゾッとする。胃薬を粉砕しながら、胃が悪い人の薬なんだから錠剤だけでなく散剤か細粒タイプも販売してくれと思っている。もう1人、優しかったが私の前に既に退職していた先輩から、現状報告を現場トップの上司にしておくよう言われる。入れ替わりの激しい職場で、今のトップは誰だろうと思っている。歩き回っていると事務所のようなところで見知らぬ太った中年男性がいる。(終)

午前中、チビに壊された眼鏡の修理に行く。フレームを全て交換する予定でいたが、ツルを留めるパーツのみ交換すると時間がかかる代わりに値段が半額以下になるようなのでそちらにしてもらった。取り寄せに1週間かかるらしい。今は産前使っていた眼鏡をかけている。JILLSTUARTの、試着を重ねてこだわって選んだものだ。こればかりはチビに壊されたくないので仕舞い込んでいた。シャンパンゴールドのフレームで、ツルの部分にラインストーンがはめ込んである。独身時代は小物にこだわるのが楽しみだったなと思う。私はこの眼鏡と、鞄と、香水をJILLSTUARTで揃えていた。

今はもちろん香水は使えないし、眼鏡はデザイン重視から丈夫さ重視になった(それでも、今修理に出している眼鏡は半年でチビの餌食になったのだが)。カバンも西松屋で買ったリュックサックになった。そして妊婦用でサイズ感があっていない雪だるまのようなダウンコートとユニクロのストレッチパンツで、田舎の畦道に落ちないように気をつけながら、ネギやら肉やらを満載した自転車を漕ぐ。帰るとチビが大泣きしていて、夫が諦めたように形式だけあやしている。

1日最低1回、大抵チビの昼寝に付き合う時か夜寝る時なのだけれど、東京に帰りたいと思う。そして今日みたいな日は、時間まで戻してもう一度若い時の姿になって池袋や新宿の雑踏に佇みたいと思う事がある。

夕飯はコロッケだった。じゃがいもを6個潰して、豆乳で作ったホワイトソースを合わせた。チビの分は揚げる代わりに片栗粉で固めてお団子にした。手間がかかる上に子供の取り分けメニューもあるので3時間くらいかかって、ようやく自分の食事にありつけた。夫は今日ほとんどチビの面倒を見ていて大変そうだったけれど、準備に時間がかかるコロッケは夫のリクエストだし仕方ないかなと思う。明日は夫が自分の時間を作れるように私も協力したい。

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