何もなかった日の日記
夜中、トイレで目を覚ますと彼氏が犬の散歩の準備をしていた。
彼氏の横で犬が腹を出して寝転んでいる。いつも散歩前は腹を出して甘えてくる。
トイレから出て、彼氏に何か話してまた寝た。何を言ったか覚えていない。
「お願いします」
「気をつけて行ってらっしゃい」
たぶん、そんなことを言ったんだと思うけれど覚えていない。そしてまた眠りに落ちた。
7時半前に起きたら犬はベッドで寝ていた。水を交換していると、のそのそ起きて俺の横にちょこんと座る。撫でてくれと催促。
すまんな。朝は忙しい。自分の朝食、犬のご飯の用意。顔を洗ったり。着替えたり。
犬はご飯を食べ、ガムを食べ終わればいつものようにベッドに戻っていく。しばらくして俺が家を出るのをじーっと見ていた。
いつもの時間の電車、いつもの車両、乗客はいつもの顔ぶれ。いつもと変わらない。
仕事は忙しくなく普通に終わる。ただ打ち合わせが多い日だった。
19時半前に帰宅して犬とゴロゴロしていたら彼氏が帰ってきた。
犬の散歩へ行き、ご飯を食べ終わり、俺は布団でゴロゴロ。犬は自分の部屋でゴロゴロ。彼氏はリビングでテレビを見ている。
もう少ししたら犬の歯磨きと俺の運動の時間。この数日は毎晩運動をしている。ステッパー、腹筋ローラー、トレーニングチューブとか。筋肉痛の日は腹筋ローラーは出来ないけれどな。
今日は何もない普通の日。そんな日が好き。
何もない日の日記。