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【Scrapbox活用Sample】バブル崩壊で何を失ったのか(Make an answer with Scrapbox using PostIt, Trello)

#Scrapbox #_知恵袋 #バブル崩壊 #postit #trello

 ## overview

  • 本投稿では、Scrapboxにて、知識・情報管理を行う中で、Scrapboxで、情報生産時に、手書きメモとしての付箋紙(PostIt)と、付箋紙を使ったBrain Stormingを行うことで、文章を作成する方法を、検討する。

  • 利用するサイト・ツールは、以下。知恵袋サイトは、知識を整理する際の題材サンプルとして利用。

    • Scrapbox - 次世代Wikiサービス

    • 知恵袋 ‐ Yahoo!Q&Aサイト

    • 付箋紙

    • 付箋紙アプリ:3M社 PostIt App

    • ブレインストーミング・ボード:Trello

https://www.post-it.com/3M/en_US/post-it/

 ## orientation

  • Q&Aを行うにあたり、提示されたQuestionの意図を理解して、なるべく直接的に、質問に回答するのが良いとされる。

  • 以下のプロセスで、質問を分析し、回答を作成する。

    • Question Analysis

      • 1. 質問文からキーワードを抽出し、関連・連想するワードを、付箋に追加

      • 2. 作成した付箋紙を、Smartphoneの付箋紙アプリで撮影。

      • 3. Smartphoneの付箋紙アプリで付箋を整理。

      • 4. Smartphoneから、Brainstormingアプリへ、付箋を移行。

      • 5. Brainstormingアプリで、内容を再度整理。(分類、表題作成、等)

 ## Scrapboxでの質問・回答

 ### outcome

  • 質問文のキーワードを、付箋紙に、手書きで整理。

    • 今回は、題材の都合で、4枚しか記述しなかったが、題材によっては、まず、KJ法で、付箋をどんどん、張り出すべき。

    • PostItアプリは、優秀

      • 付箋紙に記述した内容は、OCRでかなり電子テキスト化されていた。

      • 今回は、Smartphoneでやったが、Tabletでやれば、付箋紙出しでのKJ法をかなりきちんとできる。

        • 3M社のPostItアプリは、個人専用でのBrainstorming用。グループで行うには、BrainstormingBoardアプリを利用する想定。

    • Brainstorming用のBoardアプリには、TrelloMiroが利用可能。

 ## discussion

  • Scrapbox内で、回答文章を作成してみた。

    • 質問のキーワード分析と、そのキーワードに対するBrainstormingをした。

    • 自分が既に50~80%以上、対象のドメインに対すr知識が構築されている中で、回答文を作成している。

  • Scrapboxに、付箋紙、Brainstorming Boardの画像やリンクを残しておくことで、自分の発想、文章作成時のキーワード抽出などの過程を残すことができた。

    • 次回は、Miroを使って、もう少し、複雑な内容を整理することにする。

 ## appendix

  • 以下、こちらが提示した回答文(1556文字)

> >バブル崩壊後の失われた30年て何が失われたのですか?
=>日本の市中にあったリスクマネー、100兆円が失われました。
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===

> >バブル
市中にあるマネーは、民間銀行が、借り手の返済能力を査定して、ゼロから万年筆で数字を書き出すことで、創造されます。これを、民間銀行のMoney Creation機能といいます。
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バブルは、民間銀行が、土地や株式などを担保にして、借り手の持つ資産を査定して、ゼロから借り手に、マネーを貸し出すことで、生まれました。担保にした土地や株式は、資産への投資が高まるほど、価値を上げて、投資が過熱し、土地・株式の価値が、上がりました。これを、バブルと表現します。
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資本主義経済では、借り手がマネーを借りて、そのマネーで、生産設備を増強し、生産量が上がることで、経済規模が上がり、経済が成長する仕組みです。現代の経済では、科学技術の発展と生産規模の拡大により、生産設備を増強するの莫大なマネーが必要になっています。例えば、大分に半導体工場を作るのに、8000億円とか、かかります。企業は、そのような莫大な資産を持っていないので、民間銀行からマネーを借りて、工場設備を建築します。
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資本主義経済では、設備増強に、莫大な投資が必要となっており、その投資にはリスクがつきものです。現代の経済では、このようなリスクを考慮して、如何に、利益を得るための先行的投資を行うか、が重要です。

> >バブル崩壊後の失われた
=>バブル崩壊後に失われたのは、リスクマネーです。
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1998年にアジア為替危機が発生し、1998~2002年まで、バブルの後始末として、市中にあるリスクマネー、100兆円が、消滅しました。そのため、1998年以降、日本の市中には、リスクマネーが足りず、民間の経済活動では、投資総額が足りない状況です。
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この頃に、あわせて、BIS規制が設定され、日本の民間銀行は、貸出を行うのに、ある一定の自己資本を持ち、経営を健全化することになりました。
BIS規制以前は、担保の査定が甘くて、それこそ、銀行は、押し貸しをしていました。が、
BIS規制後は、規制を守るため、銀行による貸し剥がし、貸し渋りが横行して、問題になりました。

> >バブル崩壊後の失われた30年て何が失われたのですか?
=>その頃の経済学では、市中にあるリスクマネーの量について、知見がなく、リスクマネーを100兆円、消滅させて、日本は、1998~2011年までデフレ傾向になりました。
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世界の経済学では、1920年代の世界大恐慌、1990年代の日本のバブル崩壊を、研究し、
現代経済において、市中のマネー(マネーストックM2)が縮小すると、恐慌、不況になると考えています。で、2000年代は、アメリカのITバブル、アメリカのリーマンショック、EUのソブリンリスク、コロナショックと、国家は、経済安定化し、市中のマネーが信用縮小しないように、対処することを、是認しています。
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コロナショックでは、世界中で、莫大な公的資金が投入され、市中のマネーが縮小しないように、経済政策が打たれました。
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日本では、2012年より、アベノミクスで、経済学の知見として、マネー量をコントロールする施策が打たれ、2013年より、デフレを脱却し、ディスインフレ状況になりました。アベノミクス後期には、インフレ率1.1%、失業率2.1%になっています。
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コロナ下では、100兆円のマネーが確保され、マネー縮小が起きないように、企業に無担保・無利子で貸し付けるなど、対応しています。
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コロナ明けで、外部要因でありますが、インフレ基調となり、今後の施策の継続が重要な局面になっています。

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