イタリア語でロシア語を勉強しようぜ(Polygotへの道番外編)
イタリア語でロシア語を学ぶ三つのメリット
1.イタリア語の復習になる。
2.ロシア語という新言語を学べる。
3.イタリア語の知識を流用できる。
一つ目と二つ目に関しては一石二鳥の一言だが、今回は主に三つ目について解説したい。
イタリア語とロシア語の類似点
1.動詞の格変化。
2.名詞の性別。
3.語彙と発音。
1.動詞の格変化
一つ目。イタリア語では動詞の最後の文字を変えることで主語を示す。ロシア語もこれは同じで、どちらも約六つの変化がある。
つまりイタリア語で既に六つの変化を覚えているのなら、訳す時にそのまま使える。
例えばpensateをдумаетеとできるが、これは英語だとyou thinkとするしかなく更に言えば複数形なのか単数形なのかの区別ができていない。
一つの単語を覚えるのに二語使うのは馬鹿げているので、これはイタリア語からロシア語にする形で覚えてしまう方が楽なのだ。
2.名詞の性別
二つ目。イタリア語では最後がoで終われば男、aで終われば女という具合に名詞に性別がある。sedia椅子は女だし、tavoloテーブルは男だ。
女に関してはロシア語も同じくaで終わるから、aが来たら女だという風に覚えておけるだろう。Lが来たら男だ。
形容詞も名詞の性別と一致させるという点も同じで、考え方は結構使える。
3.語彙と発音
三つ目。共通した語彙がある。電化製品など英米から輸入したものはどちらも形があまり変わっていない。他にもフランス語経由でロシア語に入ったラテン語系語彙があり、発音してみるとイタリア語そのまんまだということもあったりする。喉(throat):露горло=伊golaに至っては、恐らくオペラ関連でイタリアから直輸入したんじゃないだろうか。
ちなみに何故フランス語の語彙がロシア語に入ってきたのかという話だが、これは歴史を知る必要がある。まず第一次世界大戦前までの欧州ではフランス語が世界共通語(lingua franca)であり、先進的な西側文化を学ぶためにロシアの貴族はみんなフランス語を話していた。
なので女帝エカチェリーナはエミールを熟読しながら孫を育てたし、アレクサンドル二世の時代のロシア貴族(ピョートル・クロポトキン)はナポレオンの残兵からフランス語を学んでいた。日露の戦争交渉でさえ、使われたのはフランス語であったという。
それでそもそもロシアにない概念、例えばкритика=critica=批判(critisize)等は言葉ごと輸入したらしい。
最後に発音だ。これまでの動画を視聴頂いたならわかると思うが、イタリア語もロシア語もどちらにも偏らない発音だ。やはりどちらも巻き舌のRを使うので、舌使いが慣れている。
A proposito, vale la pena di guardare Иногда Аля внезапно кокетничает по-русски (ロシデレ)che e' animata dalla doppiaturice che aveva studiato lingua russa in università por imparare russo con la grande gioia che ti cura intelligentemente.(18/07/2024)
(Реакция, милашка! 00:02:39)