僕が旅に出る理由
一ヶ月の旅も終わりを迎える。
僕はいま台北にあるFlip Flop Hostelのラウンジでタピオカドリンクを飲みながらこの旅を振り返る。
この一ヶ月を振り返って思うのは友達の存在の大きさだ。本当に多くの友達に支えられた一ヶ月だった。
僕の中の三つの軸
僕が人生の中で進む方向を決めるときの軸は三つある。
・わくわくする
・楽しそう
・会いたい
これは旅の中でも一緒で、三つ目の「会いたい」の中にはさらに三つの「景色との出会い」「食べ物との出会い」「人との出会い」がある。
今回の旅は特に「人に会いたい」が軸になった旅だったと言える。
ひとり旅だけど独りじゃなかった
ベトナムから始まり一ヶ月で五カ国を巡った今回の旅だったが、本当に一人だったのはカンボジア・シェムリアップでの一日、マレーシアでの二日間、台湾・台南と台北での二日間くらいじゃないかと思う。
一日目ベトナム・ダナンで迎えてくれたのは三年前に京都で僕が働いていた宿に泊まってくれて知り合ったPolly。あの時以来の再会だった。
次の日ダナンとホイアンをバイクで案内してくれたのは、NZのテカポでできた最初の友達の一人であるAnn。
その次の日もAnnの友達のPhuongも一緒にダナンを巡って最後は空港まで送ってくれた。
ダナンからホーチミンに移動したら今度はPhungが迎えてくれた。彼もダナンのPollyと一緒に京都で出会った。
ホーチミンでの3泊4日ずっとお世話になった。
(毎日Phungのお母さんが晩御飯を作ってくれた)
ホーチミンからカンボジア・プノンペンに移動するとうだちゃんが泊まる部屋を用意してくれて、夜はHotel Corduroyでジョンとも再会。
(目つき悪い笑 このコーヒーのカクテル美味しかった)
シェムリアップは一人でアンコール遺跡を観光して、バンコクへ移動。
(灼熱の太陽の下、五つの遺跡をまわった)
今回の旅の目的であるチェンマイのコムローイ祭りに向けて集まったはるなと現地在住のおかゆと合流。バンコクではおかゆの豪邸(笑)にお世話になった。
(コムローイのために集まったメンバーとナイトマーケットへ)
さらにバンコク最終夜にNZのオークランドで会ったSuchindaとも再会。ローカルの店に連れていってくれた。
そしてチェンマイへ。初日はキャンプしてはるなの誕生日をお祝い。
次の日からスローハウスに移動してコムローイに参加して、最終日はスローハウスで出会ったメンバーと朝4:30からバイクで朝焼けを見に行って笑って笑って。
チェンマイからバンコク経由でマレーシア・ペナンに移動して一人で町を散策。夜は宿で同じ部屋だったマレーシア人のケイシーがローカルフードを教えてくれた。
クアラルンプールは一泊で夜景だけ見て、台湾に移動。
台湾に着いたらまず宜蘭の月光荘へ。沖縄・京都に続きこれで全制覇。そしてここで体調を崩し、ジミーさんに病院に連れて行ってもらったり、2泊の予定を3泊に伸ばしたり、体調が少しましになった三日目はてんこさん、ケイさんに街まで連れてってもらったり。みなさんの優しさに救われた。
一度台北に戻りイベント出店のために来ていたみさとさん、けいすけさんと再会。
高雄に移動したら高校の後輩のまさよしが迎えてくれて、高雄を案内してくれた。
(まさよしは高雄にある日本人学校で中学の先生をしてる)
高雄から台南に移動したら今度は一年前にテカポで出会ったYUが晩御飯に連れてってくれた。
宿であった香港人のJoeyが朝ごはんに連れ出してくれたりもした。
そして最後に台北に戻って来て、旅行で来ていたかげさん夫妻と合流して晩御飯を食べに行った。
こうやって見返してみても再会に継ぐ再会。その中に新しい出会いも交えてすごく人に支えられた旅だったなと改めて思う。
本当の意味で一人だったのは移動の時くらいじゃないか。
「会いたい」が旅に出る理由になる
日本一周していた頃から、先に言った「景色との出会い」「食べ物との出会い」「人との出会い」を大切にしていた。
ただその頃はどれも「初めましての出会い」だった。
それから4年、たくさんの出会いを経たいま「また会いたい」も旅に出る理由になるようになった。
再会の旅に出ても新しい出会いは必ずついてくるもので、それがまた次の旅の理由になる。
そうやってこれからも、僕は何度でも再会の旅に出るのだろう。
「会いたい」こそが僕が旅に出る理由である。
アイキャッチ画像:Chiang Mai, Thailand 2018.11.22.
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