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前田裕二塾長のリーダー論に学ぶ「振り子のリーダーシップ」

1 はじめに

前田裕二さんのオンラインサロン「メモ魔塾」基礎科で開催されている、集中講義。「メモ魔塾」基礎科が発足した当初から、毎月欠かさず行われている注目コンテンツです。

第23回目となる集中講義は、11月26日(土)に行われた。テーマは、リーダーの心得についての「振り子のリーダーシップ」でした。

「僕のリーダー論が、みんなに当てはまるとは限らないけど……」

と言いながらも、前田塾長はご自身のリーダー論について熱く語ってくださいました。

毎回学びが多く、メモすることいっぱいの集中講義。今回、特に心に残ったのは、テーマである「振り子のリーダーシップ」という言葉。

わたしは、今まであまり「リーダーシップ」について深く考えたことがなかったけれど、本講義をきっかけに、自分自身のリーダー性や、今後の方向性について考えることができました。

「リーダーシップ」という言葉が、今までよりも身近になり、仕事でも家庭でも、人生でも…立場は違っても、誰にでも共感できる部分があるのではないかと思う。

2 「振り子のリーダーシップ」とは

振り子が振れるとき、右から左に、そしてまた右に…と左右を行ったり来たりする。前田塾長は、リーダーとしての自身の心の揺れを、振り子の動きに例え、分かりやすく説明してくださりました。

そして、その右側と左側には、相反する言葉があり、リーダーが持つべき振り子性として、以下の7つの振り子性を提示されました。

7つの振り子性

1 CAN⇄FAN 
2 強さ⇄優しさ
3 遠さ⇄近さ
4 緊張⇄弛緩
5 現実⇄夢
6 破る⇄包む
7 ドライ⇄ウェット

前田塾長は、基本的にホームポジションを右側に置きながらも、左右を行ったり来たりしているという。

(そうそう、なるほど!わたしにも通じるところがある…!)
と思いながら講義を聴いた。

わたしは、小学校の教師をしており、日々、試行錯誤しながら子供たちの成長に向き合っている。成長には、左右どちらも必要だが、基本は、やはり右側だなと思う。右側を基本とすることで信頼関係も生まれ、左側に振れた時にも伝わりやすくなるのではないだろうか。

3 「CANとFANの振り子」で子供を育てる

7つの振り子性のうち、前田塾長がこれは大切とおっしゃっていた CAN と FAN の振り子性は、特に私の心に響いた。なぜか。

特にリーダーが持つべき振り子性は、CANとFAN。前田塾長は、CANとFANについて次のように語っている。

CANとは、リーダー自身が実力を持つこと。
FANとは、愛をもって接し、未来を頭の中にみせてワクワクさせること。

例えば、リーダーとして頑張って1日で売り上げを立てられる CAN があるのに、あえて、他のメンバーに点を取らせるのが FAN。

チームメンバーにクレジットをわたすことで、巻き込み力やチーム力が上がる。

わたしの先生の仕事で言うならば、学級のリーダーとして、全体の舵を取るのが担任で、大海に乗り出す船長のようだな…と思った。

①CANを磨く

私は、小学校の教師という仕事を継続してやっており、学習指導や生活指導において積み上げてきたことは、かけがえのない私の宝物となっている。

しかし、最近の教育事情をみても、学び続けることは必要不可欠である。
最近では、外国語教育に加えて、ICTを取り入れた学習や、一人一台端末を使用した個別学習が重視され、継続してきたことだけではとても追い付いていけない。

振り返ってみると、わたしは、以前ICTに抵抗があり、「無理だよね。わからない」と、なかなかチャレンジできていなかった。

でも、メモ魔塾で培ったチャレンジ精神が仕事への取り組みにも還元され、「ちょっとやってみようかな」「ほかの方法はあるかな」と、少しずつであるが、ICTについても実践を続けてきた。

そして、今では「嫌だな」という抵抗感よりも、「もっと勉強したい。スキルを身につけて活用していきたい」と思っている。

振り子のリーダーシップ論が「あなたの方向でいいんだよ」と、私の進む道を力強く後押ししてくれた。

どんなに経験を積んでも、教育には終わりがない。今までの経験に積み重ねて、今後の教育事情の方向を鑑みて学んでいくことが必要不可欠なのだ。

②FANの力で活躍を応援

子供たちが目標に向かって取り組むとき、その行動に励ましの声をかけたり、応援したりする。

また、それをやり遂げた時、「よくできたね。○○さんが頑張ったからだね」と声をかける。

そんなやり取りを大切にしたい。

子どもたち一人一人を認め励ますことに加えて、グループでの活動でも、その時のリーダーやメンバーの頑張りに対して、意識して声掛けをしていきたい。

学びや気づきを得た「これから」が大切。

今持っているCANやFANを高める。そして、私自身のCANとFANの振り子のふり幅を大きくしたいと思う。

前田塾長の振り子は、今日も大きく振れているに違いない…‼

4 おわりに

集中講義を受けて、心に残った学びにフォーカスして書いたが、前田塾長は、他にも数々の魅力ある言葉で「リーダーシップ」について語られている。

講義内容のどこに視点をあてて聴くか、自分の行動につながる文言は何かは、人それぞれ違う。そして、それは、受け取る人それぞれ違ってよいのだと思う。

集中講義で得た学びを自分の人生に生かす
それが集中講義の最大の魅力…!

なんて思いながら、来年は、どんな講義が聴けるのか、今からワクワクしている。

メモ魔塾基礎科では、過去24回の集中講義のアーカイブ動画を観ることができる。

メモ魔塾で一緒に学びを深めたい方はこちらを覗いてみてくださいね👇

                     (メモ魔塾特進科 ヨーコ)

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