メモに狂うと決めたなら

メモと聞いて何を想像するだろうか。

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メモという言葉が「気軽さ」や「手軽さ」を想起させるかもしれない。メモという、言葉の響き自体に軽やかさがある気がする。そもそも、メモはさくっと書くもので、メモった内容は短期間で役目を終えてしまう。そこに熱がこもることはあまりない。

でも、メモに熱を、いや、命を賭けている人がいるのをご存知だろうか。彼がメモについて発した言葉をご紹介したい。

この「魔法の杖なんてない」と言われる世知辛い社会において、メモこそが自分の人生を大きく変革した「魔法の杖」であると直感しているからです。そして、今後も、その魔力で僕の人生を良い方向に導いてくれるであろう、という確信があるからです。

『メモの魔力』序章

たかがメモ、されどメモ。

メモにここまでの熱量を込められる人はそういない。世の中にメモに関する書籍や情報が溢れているが、ちょっと大袈裟なくらいである。終章には次のような記述すらある。

本当に、全身全霊で、メモで皆さんの人生が良くなるように、という熱を込めて書きました。 この熱さだけは、メモをとることに対する熱量だけは、皆さんと共有し合っていきたい。熱量を上げ、自分を変え、さらにはそれを誰かに伝え、広めていってほしい。メモを最強の相棒にすることで、皆さん自身の人生を、そして付随するこの世界を、本気で変えていってほしい。

『メモの魔力』終章

皆さんが思うメモとは違うかもしれない。とても暑苦しく、ウェットな内容に感じる。このnoteを書いている私は何度も読んだ内容であるが、それでも尋常ではない熱を感じる。

すでにお気づきの方が多いかもしれないが、これは『メモの魔力』という75万部を突破した本の一節である。

著者である前田裕二さんがオーナーであるオンラインサロン「メモ魔塾」には「気軽なメモ」が投稿されることがある。以前、前田さんがその「気軽なメモ」について触れた際に「メモに狂うとはこういうことだな」と思わせることを言っていた。

一度メモを補強し始めると、おびただしいほどにめちゃくちゃ書いちゃうということ。(中略)別にもっと超気軽でいいじゃんって思うんだけど、でも書き始めると、そうはいかない。みんなに少しでも多く伝えたくなる。

メモ魔塾(共通科)2021.1.16

メモという行為に対して「補強」とか「おびただしい」とか「めちゃくちゃ」とか形容しているあたりは、ある種のおかしさを感じる。でも、それが「メモとは、生きること」と言う人間の本性なのだろう。

もし、このnoteでメモに対して前向きになれたのであれば、次の記事をお読みいただけると、メモ術はお分かりいただけるであろう。

小難しく感じるかもしれない。
自分にはできないと思うかもしれない。

そうなったとしたら、その気持ちすらメモにすることから始めてみるといいかもしれない。どこが難しく、できないと感じるのか。

その一筆が、メモの世界への一歩である。

実際にメモを書いてみて、疑問に思うところや気になるところがあれば、コメントをいただきたい。

*note中に出てくるオンラインサロン「メモ魔塾」の紹介ページはこちら

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